敏感肌の原因からわかる保湿の重要性｜アイテムの選び方・適切なケアとは

敏感肌とは刺激に反応しやすい状態の肌

敏感肌とは、肌の最も表面にある角層が乱れてしまい、外部刺激から肌を守るバリア機能が低下した状態の肌を指します。

バリア機能が低下することによって、いつもは反応しないような外部からの刺激を受けやすくなり、赤みやひりつきなどの症状が出ることがあるのです。敏感に傾いた肌は、うるおいを保ちにくく逃げやすい状態。さらに乾燥を招き敏感状態が進んでしまいます。

バリア機能を整えるには、ターンオーバーのリズムを整えることが近道です。

敏感肌は誰にでも起こりうること。自分の肌状態を確認し適切な保湿ケアを続けることが、すこやかな肌を保つポイントです。

▼バリア機能について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック

肌のバリア機能をサポートする方法｜美しい肌に導くコツは角層のケア！

敏感肌になる原因

敏感肌になる原因にはさまざまなものがあります。

• 外部からの刺激
• 内的な要因
• 敏感肌を放っておくこと

これらが原因で、角層が乱れてバリア機能の低下につながってしまいます。

外部からの刺激（外気や紫外線など）

外部からの刺激は以下のようなものがあります。

• 紫外線
• 花粉やPM2.5、黄砂などのアレルゲン
• 乾燥した空気　など

外的刺激により肌表面の水分が蒸発することで、乾燥しやすくなります。その結果、角層が乱れてバリア機能が低下し、刺激を受けやすい敏感状態を招きます。
UVケアや保湿ケア、さらに加湿器を使うなどの対策を行い肌に外部からの刺激を与えないように対策をしましょう。

内的な要因（ホルモンバランス、睡眠不足、ストレスなど）

内的な要因としては、以下のようなことが挙げられます。

• 体の不調の例：ホルモンバランスの乱れや睡眠不足、疲労など
• 心の不調の例：ストレスや不安など

仕事や家事、育児などで疲労やストレスが蓄積していると、血行や自律神経、ホルモンバランスなどの乱れにつながり、敏感肌を招く可能性があります。
心地よいと感じる運動をする、睡眠を十分とるなど、自分なりのストレス緩和方法を行い、心身のストレスを蓄積しないようにしましょう。

敏感肌を放っておくとエイジング悩みが加速

すこやかだった肌が敏感状態になると、今まで使用してきたスキンケアアイテムが急に合わなくなったり、季節の変わり目に肌がゆらぎやすかったりといった症状が出やすくなります。
さらに、シミやシワ、ハリ不足などのエイジングサインも加速すると考えられています。
肌の乾燥のほかに、肌荒れによるくすみや影、色ムラ、小ジワといった悩みも発生しやすくなることも。
年齢により肌の状態がゆらぎやすくなることはありますが、角層の状態を整え、肌のバリア機能を保つことで、すこやかな肌を目指せます。

敏感肌で保湿が重要な理由

肌にうるおいが足りないとターンオーバーが乱れて、バリア機能が低下してしまいます。バリア機能が低下した肌は、うるおいを保ちにくく逃げやすい状態。肌をうるおいで満たして、ターンオーバーを整え、角層をすこやかに保つことが大切です。
特に、外部刺激に弱い敏感肌は、日常的な保湿ケアが不可欠です。肌のバリア機能をサポートする保湿成分を選ぶようにしましょう。

敏感肌向け保湿の方法

敏感肌は、うるおいが逃げやすく、キープしにくい状態です。そのため、たとえば、化粧水だけなど1アイテムで済ますのでは、与えたうるおいがすぐに逃げてしまい十分ではありません。

毎日のお手入れでは、化粧水・美容液・乳液・クリームと、テクスチャーの異なるアイテムを重ねて使うと、種類の異なるうるおいを、何層にもミルフィーユ状にグラデーションで重ねて補うことができるため、より乾燥しにくくなります。そのため、複数のアイテムでたっぷりのうるおいを与えるお手入れがおすすめです。
例えるなら、真冬の重ね着をイメージしてみてください。素肌にいきなりダウンコートを着るより、インナー・セーター・ダウンコートと、順に重ねていくことで、温かさをキープしやすくまた逃げにくい、そんなイメージです。
スキンケアでも、うるおいを重ねることを意識するとよいでしょう。

敏感肌の方向けスキンケアアイテムの選び方

敏感肌でひりつきや赤みを起こしやすく、どのようなスキンケアアイテムを選べばよいか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、敏感肌の方に向けた、スキンケアアイテムの選び方を解説します。

刺激になる成分が含まれていない

肌が敏感になっているときに、肌に対する刺激が強い成分のアイテムを使ってしまうと、ひりつきや赤みを引き起こしやすくなります。
合成香料不使用、無着色、アルコールフリーといった、敏感肌向けに開発された低刺激なアイテムを選ぶとよいでしょう。

各種テストを行っている

アイテムのパッケージを見ると、テスト済みなどと記載されているものがあります。敏感肌で刺激が気になる方は、どのようなテストを行っているかを確認してみてください。
敏感肌の方は、アレルギーテストや敏感肌の方の協力によるパッチテスト、敏感肌の方の協力による連用テスト済みのものを選択するとよいでしょう。

※1 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません
※2 すべての方の肌に合うというわけではありません。

肌に摩擦刺激を与えない使い心地のもの

敏感肌にとって、摩擦はより肌に刺激とダメージを与えてしまいます。
化粧水やクリーム、美容液などの保湿アイテムは、なめらかに伸びて溶け込むようになじむような肌あたりのやさしいテクスチャーのものがおすすめ。
特に、敏感肌向けに開発されたアイテムは、乾燥でごわつきがちな肌にもなじむよう設計されているなど、肌への負担を抑えるように配慮されているものが多い傾向です。
なお、敏感肌ではなくても肌への摩擦はできるだけ避けてケアをしましょう。

敏感肌の方がスキンケアで気を付けるべきポイント

敏感肌の方はちょっとしたことでも刺激を受けやすいため、スキンケアをするときも注意が必要です。
以下で、敏感肌の方がスキンケアで気を付けるポイントを3つ解説します。

洗顔後は早めにうるおいを与える

洗顔をしたあと、できるだけ時間を置かずに素早く保湿をして、肌にうるおいを与えましょう。
クレンジングや洗顔後は肌のうるおいが逃げやすい状態なので、なるべく早くローションやクリームなどを付けることが大切です。

強くこするのは避ける

スキンケアの際は、コットンやタオルで強くこするのは避けましょう。こすることも肌への刺激、摩擦となりかねません。
例えばローションであれば、手のひらに広げて体温で温めてから、手でつつみこむようになじませましょう。

毎日のお手入れで、手のひらで肌に触れ、自分の肌と対話することで、心と体のゆらぎを整え、スキンケアの効果を高めます。手のひら全体を使って、ゆっくりとした動きで、心地よい圧をかけることで、人肌の温かさを感じてください。
また、使用量を守ることで、スキンケア効果を高めて摩擦を防ぎます。記載された使用量を確認しましょう。

化粧水だけではなくクリームなどのアイテムも使う

「クリームや乳液を付けるとベタつく」などの理由から、化粧水しかつけない方もいらっしゃるかもしれません。しかし、化粧水だけでは保湿が十分ではなく、うるおいが逃げてしまうので、複数のアイテムでうるおいを重ねた後に、クリームでフタをしてあげましょう。

クリームなど油分の多い保湿アイテムを重ねづけすることで、うるおいを肌に閉じ込めると同時に肌表面を保護することができます。化粧水→美容液→クリームなどのタイプの異なる保湿アイテムを何層にも重ねることで、肌は乾燥しにくくなります。
特に敏感肌の方は、肌の水分保持力が低下しているため、しっかりとした保湿が必要です。

敏感肌の方がメークオフ・洗顔で気を付けるポイント

メークオフや洗顔料も方法を誤ると、乾燥や摩擦などの刺激を引き起こしてしまう恐れがあります。
スキンケアと合わせて、正しいメークオフ・洗顔方法も解説していきます。

クレンジングと洗顔料を使って汚れを落とす

クレンジングと洗顔が同時にできるW洗顔不要のアイテムを選択する方もいらっしゃいますが、敏感肌の方は、クレンジングと洗顔は別々に行うことをおすすめします。

敏感肌は、うるおいは守りながらも肌に汚れを残さないことが大切です。
クレンジングはメークなどの油性の汚れを、洗顔料は汗やほこり、古い角層などの水性の汚れを落とすという役割が分かれています。それぞれの汚れの特性にあわせたアイテムを使い分けて、丁寧にやさしく落とすことがおすすめです。

敏感肌の方のクレンジング選びについてはこちらの記事をチェック

敏感肌向けクレンジングの選び方｜種類の違いやうるおいを守りながら汚れを落とす方法

敏感肌の方の洗顔選びについてはこちらの記事をチェック

敏感肌向け洗顔料の選び方｜肌に刺激を与えない洗い方も紹介

メークオフ時はこすらない

クレンジングを使うときに、ごしごしと擦ってメークを落とすと、肌への摩擦刺激になってしまいます。強い摩擦は敏感肌を招き、悪化させる原因になるので避けましょう。やさしく、くるくるとらせんを描くように指を動かし、メークを浮かすように意識してオフしていくとよいでしょう。

また、適量より少ない量にしてしまうと、肌と指の間のクッションになるべきクレンジング剤が足りず、摩擦刺激になってしまうので、適正な量を使いましょう。アイメークなど濃いめのメークで落ちにくい部分は、ポイントメークリムーバーを使うのもおすすめです。
また、お湯でオフできるタイプのメークアイテムを使えばこする回数を減らすことができるので、摩擦刺激を軽減できます。

洗顔料はしっかりと泡立てて摩擦を減らす

洗顔料はしっかりと泡立てると、肌への摩擦を減らすことが可能です。
洗顔料は泡立てて、キメが細かく濃密でクリーミーな弾力のある泡をつくることを意識し、肌を摩擦ダメージから守りましょう。
泡の量や質は、レモン1個分の量を目安に、手のひらを下に向けても泡が手から落ちないくらいのもっちりとした濃密な泡が理想的です。洗顔ネットを使えば、手軽に素早く濃密な泡が作れます。濃密な泡は、肌に直接触れることなく、クッションの役割を果たすため、肌への摩擦を軽減します。
強くこすってしまうと肌を傷つけてしまうことがあるため、肌の表面で泡を転がすようにして洗いましょう。

ぬるま湯ですすぐ

クレンジング後や洗顔後にすすぐ際のお湯の温度にも気をつけましょう。熱いお湯は、肌のうるおいを過剰に取り除いてしまい、乾燥や刺激を引き起こす原因となります。
手ですくって温かいと感じる温度は、顔にとっては熱い温度です。
手ですくってぬるいと感じられる（32〜33℃が目安）くらいのぬるま湯ですすぐのがおすすめです。

エイジングケア※×高保湿の敏感肌向けアイテム「ディセンシア シリーズ」

大人のゆらぎやすい敏感状態のエイジング悩みにアプローチする「ディセンシアシリーズ」。

エイジング悩みの解決のために、「角層を整える」という美容理論を軸に、大人ならではの敏感な肌の角層を整え、ゆらぎに負けないすこやかな肌に導きます。

ここでは、ディセンシアシリーズの化粧水・美容液・クリームの3点をご紹介しますので、ぜひチェックしてください。

※年齢に応じたケアのこと

うるおいを閉じ込める高保湿化粧水「ディセンシア ローション」

保湿成分と美容成分の絶妙なバランスで、まろやかなとろみが崩れながらやさしく肌に浸み込む※1、独自の「ハイドロキープ処方」を採用。
さらに、キメの乱れやハリ不足などのエイジングサイン※2にアプローチする美容成分も贅沢に配合。ハリとうるおいのあるやわらかな肌へと導きます。

※1 角層まで
※2 キメの乱れ、ハリ不足、乾燥など

合成香料不使用、無着色、アルコール不使用

アレルギーテスト済み（全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません）
敏感肌の方の協力による連用テスト済み（全ての方の肌に合うというわけではありません）

ご購入はこちら

「ディセンシア ローション」を使用したお客さまのレビュー

私にぴったりの商品に出会えました。

色々な商品を試してきました。表面がしっとりする物は多かったけれど肌にスッとなじんで満足がいく商品が欲しかったんです。やっと見つけました。ほんとにこのシリーズは私にとってパーフェクトです。

長く愛用しています。

これまで肌トラブルが多く化粧品もあれこれ試してきましたが、Decenciaにしてからはもうずっとこれを使い続けていきたいと思っています。肌のお手入れに対する姿勢が変わり、日々のメイクは日焼け止めにパウダーで済ませるようになりました。商品の使い心地はもちろん、続けやすい価格もありがたいですし、サポートの対応もとても親切で、何もかも気に入っています！これからもずっとお世話になります！

思っていたより良い感じ♥️

使い始めは物足りなくて他のローションと併用し使っていましたがサンプルが無くなる頃にはしっとり感のある使い心地がいいなと思うようになりました。1番のお気に入りです♥️

肌にツヤを与える高保湿美容液「ディセンシア モイストS／C コンセントレート」

乳液タイプの高保湿美容液。
肌荒れ有効成分で、肌のバリア機能をサポートする「グリチルリチン酸2K」を配合した医薬部外品の美容液です。
乾燥や肌荒れを防ぎながら、キメひとつひとつをうるおいでふっくら満たし、肌にツヤを与えます。
肌になじませると、オイルが溶けてなめらかなテクスチャーになるのが特徴です。

合成香料不使用、無着色、アルコール不使用。

アレルギーテスト済み（全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません）
敏感肌の方の協力による連用テスト済み（全ての方の肌に合うというわけではありません）

ご購入はこちら

「ディセンシア モイストS／C コンセントレート 」を使用したお客さまのレビュー

愛用中です

こちらの商品に出会ってから、長く使用を続けていますが本当に使い心地が良いです。
昔はよく口の周りやこめかみなどのケアに悩まされていましたが、今ではしっかり重ね塗りが習慣になりました。
ローションとクリームとの3つの併用が私のお気に入りです。

使用感が良い

サラッとしているけど、肌になじむ感覚があって、つけ心地はしっとりしている

リピしてます

敏感肌で化粧水とクリームだけのシンプルケアにしてたけどキメの乱れやシワのケアも気になりだしたことがこの美容液を使い始めたきっかけです。
肌に合ってお手入れに自信が持てた。

素肌に溶け込むような一体感が心地いい「ディセンシア クリーム」

リッチなテクスチャーのクリームがとろけ込むように心地よくなじみ、やさしく包んで肌を守ります。乾燥を防いで、うるおいを逃さず、翌朝まで。充実感のあるハリを与えしなやかさに満ちた美しい肌のために必要な環境を整えます。
テクスチャーはリッチな感触ですが、肌に付けるととろけるようになじむので、ベタつきを感じません。重めのクリームが苦手な方でも使いやすいテクスチャーです。

合成香不使用、無着色、アルコール不使用。

アレルギーテスト済み（全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません）
敏感肌の方の協力による連用テスト済み（全ての方の肌に合うというわけではありません）

ご購入はこちら

「ディセンシア クリーム」を使用したお客さまのレビュー

癒しの香りも心地よい

乾燥に悩まされてお手入れ方法を変えてみたりとあれこれ化粧品を試してきました、どんなに化粧水やジェルを変えても自分にはしっくりこず、化粧品ジプシーを続けていました。そしてこちらに出会い激変しました。優しくなじむ、しっとりした使い心地が丁度良い、このクリームのハーブ系の香りが好きです、癒し感が気持ち良いです。もう手放せません、定期購入続けてみます。私にとってお守りです。

毎朝とても気持ちがいいです。

私はたくさん塗らないと満足できない性分なので、このクリームを夜のお手入れにたっぷり塗ります。（定期購入の期間が短くなりました）
なのに、朝の洗顔がとても簡単でさわやかです。正直ビックリしました。それ以来、このクリームを愛用しています。

こってりなのにみずみずしい

こってりしていて、嫌なベタつきがない。その上、みずみずしい感じもありよく伸びる。しっとり感高めです。
塗り終えた後に膜ができるような？しっかり閉じ込められている感じもします。
リニューアル前から定期購入していましたが、とても好きなテクスチャです！

よくある質問

ここでは、敏感肌のスキンケアについてのよくある質問とその答えを解説します。

敏感肌の保湿ケアではどのようなことに気をつけたらよいですか？

敏感肌の保湿ケアでは以下のようなことに気をつけましょう。

• 洗顔後は早めにうるおいを与える
• 強くこするのは避ける
• 化粧水だけではなくクリームなどのアイテムも使う

敏感肌の方がスキンケアで気を付けるべきポイント

敏感肌を防ぐ方法を教えてください

敏感肌になる要因は内的要因と外的要因の2つがあります。
空気の乾燥や紫外線、花粉や黄砂などの外的要因により肌の不調を感じたら、肌に水分と油分をバランスよく与えて保湿をすることが大切です。
ストレスやホルモンバランスなどの内的要因には、生活習慣の改善が必要です。睡眠時間の確保をはじめ、アロマやストレッチなど自宅でリラックスできる方法を試してみましょう。栄養バランスの整った食事をとることも解決方法のひとつです。

肌のバリア機能が低下するとどうなりますか？

バリア機能が低下すると、肌が刺激を受けやすくなり、敏感状態を招いたり、さまざまな肌トラブルの原因になります。
今まで使っていたアイテムが肌に合わなくなったり、季節の変わり目に肌が荒れやすくなったりなど、肌のゆらぎが発生してしまいます。
肌の調子がいまいちと感じたら、敏感肌向けの低刺激なスキンケアアイテムを選ぶのもおすすめです。その場合、肌のバリア機能をサポートするような保湿成分が配合されたアイテムを選びましょう。また、肌に摩擦刺激を与えないように、やさしいお手入れを心がけましょう。