敏感肌向け保湿アイテムの選び方|うるおいを守るスキンケアのポイントも解説

「敏感肌で刺激が気になり、新しい保湿アイテムを試しにくい」「赤みやひりつきに加えて乾燥も気になるけれど、保湿に何を選べばいいかわからない」といった悩みはありませんか?
外部刺激から肌を守り、すこやかな状態を保つためには、日々の保湿ケアでしっかりとうるおいを与えることが大切です。
本記事では、敏感肌の原因や保湿の重要性、スキンケアアイテムの選び方をわかりやすく解説します。敏感肌の方におすすめの保湿ケアも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
敏感肌の状態と「保湿」の重要性
敏感肌とは、肌を守るバリア機能が低下した肌状態を指します。いつもは反応しないような外部からの刺激を受けやすく、うるおいを保ちにくく逃げやすい状態です。


このバリア機能を担っているのが、肌の最も表面にある角層です。角層はわずか0.02mmほどの非常に薄い層ですが、肌のうるおいを保ち、外部刺激から肌を守る重要な役割を果たしています。
角層のコンディションが揺らぐと、肌はバリア機能が低下し、さまざまな肌悩みを招いてしまいます。
すこやかな肌を保つためには、日々の保湿ケアにより、角層をうるおいで満たし、バリア機能をサポートすることが重要なのです。
敏感肌はなぜうるおいが逃げやすい?
すこやかな角層は、角層細胞が均一に隙間なく並び、外部刺激が侵入しにくく、バリア機能が正常に働いている状態です。
しかし、外的刺激によってターンオーバーが乱れると、生まれ変わりのスピードが早まるため、角層細胞が未熟な状態でつくられ、角層のコンディションが乱れます。細胞のひとつひとつが未熟で小さく並び方も不規則で、細胞と細胞の間に隙間ができやすくなるため、うるおいを保つ力が弱まります。
さらに、細胞が未熟なまま肌表面に押し上げられたり、きれいに1枚ずつ剥がれ落ちずに複数層重なって剥がれることで、外部刺激が侵入しやすい状態に。その結果、水分が逃げやすく、うるおいを保ちにくい状態になってしまうのです。

角層が乱れた状態では、普段は気にならないようなわずかな刺激にも敏感に反応し、肌あれや炎症などのトラブルにつながることがあります。
「肌がいつもとちがう」「敏感な感じがする」というときは、肌表面の角層のコンディションが乱れているのかもしれません。
敏感肌向け保湿ケアの方法|アイテム別のポイント
敏感肌は、うるおいが逃げやすい状態。特に洗顔後はうるおいが逃げやすく、つっぱったり乾燥しやすいため、すぐに保湿ケアを行うことが大切です。
毎日のスキンケアでは、複数のアイテムを使うことで異なるうるおいをミルフィーユ状に何層にも重ねることを意識しましょう。水分と油分をバランスよく補うことで、肌にうるおいを保ちやすく逃げにくい状態に導きます。


化粧水|手のひら全体で顔をつつむようになじませる
敏感な状態の肌には、できるだけ摩擦を与えないようなケアが大切。化粧水をつけるときは、コットンは避け、手でやさしくなじませる方法がおすすめです。
化粧水を手のひらにとり、顔全体に広げたあと、手のひらで包み込むようにやさしくハンドプレスしましょう。手のひらであらかじめ人肌の温度にあたためておくことで、肌にもなじみやすくなります。
また、使用量が少なすぎると、十分な保湿効果が得られないだけでなく、肌との摩擦が起きやすくなることもあります。使用量や使用方法はアイテムごとに異なるため、事前にパッケージなどを確認し、正しく使うことも大切です。
▼化粧水の選び方についてより詳しく知りたい方は、以下記事もあわせてご覧ください。
敏感肌向け化粧水の選び方。肌荒れ対策と肌にやさしいスキンケア
美容液|化粧水で肌を整えた後、顔全体になじませる
美容液にはさまざまな種類がありますが、敏感肌の方は、敏感肌のことを考慮した設計のアイテムの中から、自分の肌悩みに合ったものを選ぶのがおすすめです。気になる肌悩み(たとえば、乾燥やシワ、シミ・そばかす、肌荒れなど)に応じて美容液を取り入れてみましょう。
美容液は、化粧水で肌を整えたあとに使用するのが基本の順番です。
複数の美容液を併用する場合は、さらりとした軽いテクスチャーのものから、こっくりとしたテクスチャーのものの順に重ねましょう。ただし、商品によっては化粧水の前に使用するタイプもあるため、使用前にパッケージの記載を確認してください。
▼美容液の選び方についてより詳しく知りたい方は、以下記事もあわせてご覧ください。
敏感肌向け美容液の選び方|肌悩みに合わせたおすすめ商品も紹介
乳液・クリーム|保湿・保護する
化粧水だけでは、与えたうるおいが蒸発しやすく、十分に保つことができません。化粧水や美容液で補ったうるおいを保つうえで大切なのが、乳液やクリームなどのアイテムで油分を適度に与え、適正なうるおいバランスを保ちつつ保護することです。これにより、肌に与えた水分が逃げにくくなります。
乳液やクリームは、どちらも肌の「保湿」や「保護」を目的としたアイテムです。肌表面を膜のように覆うことで、水分の蒸発を防ぎ、うるおいをキープする役割があります。化粧水と乳液で水分と油分のバランスを整えたら、上からクリームを重ねることで、さらにうるおいを密封して逃げにくい状態に整えるのがおすすめです。
▼乳液やクリームの選び方についてより詳しく知りたい方は、以下記事もあわせてご覧ください。
敏感肌でも乳液は必要? 選び方・使い方・クリームとの違いを解説
敏感肌向けクリームの選び方。理想の肌に近づくための選択とは
敏感肌のクレンジング・洗顔のポイント
敏感状態のときは、クレンジングや洗顔時の刺激や摩擦をできるだけ避けることが大切です。
毎日の保湿ケアとあわせて、正しいメークオフ・洗顔方法を取り入れましょう。
クレンジングと洗顔料を使って汚れを落とす
クレンジングと洗顔が同時にできるW洗顔不要のアイテムを選択する方もいらっしゃいますが、敏感肌の方は、クレンジングと洗顔は別々に行うことをおすすめします。
敏感肌は、うるおいは守りながらも肌に汚れを残さないことが大切です。
クレンジングはメークなどの油性の汚れを、洗顔料は汗やほこり、古い角層などの水性の汚れを落とすという役割が分かれています。それぞれの汚れの特性にあわせたアイテムを使い分けて、丁寧にやさしく落とすことがおすすめです。
メークオフ時に顔をこすらない
クレンジングを使うときに、ごしごしとこすってメークを落とすと、摩擦刺激が肌に負担になることが考えられます。やさしく、くるくるとらせんを描くように指を動かし、メークを浮かすように意識してオフしていくとよいでしょう。
また、適量より少ない量にしてしまうと、肌と指の間のクッションになるべきクレンジング剤が足りず、摩擦刺激になってしまうので、適正な量を使いましょう。
アイメークなど濃いめのメークで落ちにくい部分は、ポイントメークリムーバーを使うのもおすすめです。また、お湯でオフできるタイプのメークアイテムを使えばこする回数を減らすことができるので、摩擦刺激を軽減できます。
▼クレンジングの選び方についてより詳しく知りたい方は、以下記事もあわせてご覧ください。
敏感肌向けクレンジングの選び方|種類の違いやうるおいを守りながら汚れを落とす方法
洗顔料はしっかりと泡立てる
洗顔料はしっかりと泡立てて、肌を摩擦ダメージから守りましょう。
泡の量はレモン1個分を目安に、濃密でクリーミーな泡をしっかりと泡立てることが大切。手のひらを下に向けても泡が手から落ちないくらいのもっちりとした濃密な泡が理想的です。たっぷりの泡がクッションとなり、肌に直接触れずにやさしく汚れを落とすことができます。洗顔ネットを使うと、短時間で弾力のある泡が作りやすくなるのでおすすめです。
洗うときは、肌のうえに泡をのせたら、泡を転がすように丁寧に洗うのがコツです。

▼洗顔料の選び方についてより詳しく知りたい方は、以下記事もあわせてご覧ください。
敏感肌向け洗顔料の選び方|肌に刺激を与えない洗い方も紹介
ぬるま湯ですすぐ
クレンジングや洗顔後は、すすぐ際のお湯の温度にも気をつけましょう。熱いお湯は、敏感な肌状態のときには刺激になることも。さらに、必要なうるおいまで奪い、乾燥を招いてしまうこともあります。
手ですくって温かいと感じる温度は、実は、顔にとっては熱すぎます。少しぬるいと感じる32〜33℃程度のぬるま湯を使うようにしましょう。
また、シャワーで洗い流すときは、強い水圧が刺激になることがあるので、直接顔に当てるのではなく顔を手で覆い手の甲を伝わせるように洗い流すとよいでしょう。すすぎ残しがないか確認したら、清潔なタオルで軽く押さえるように水気を拭き取ります。このときも、顔をごしごしこすらないよう注意が必要です。


敏感肌の方が知っておきたい保湿アイテムの選び方
敏感肌でひりつきや赤みを起こしやすく、どのようなスキンケアアイテムを選べばよいか分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、敏感肌の方に向けた、スキンケアアイテムの選び方を解説します。


肌の刺激になりやすい成分を避ける
敏感肌の方は、保湿アイテムを選ぶ際、一般的に敏感な肌に刺激になりやすい成分が含まれていないかをチェックすることも重要です。
肌が敏感になっているときは、肌に合わない成分や刺激の強い成分が、ひりつきや赤みなどを引き起こすことがあります。
たとえば、アルコール不使用・合成香料不使用(または無香料)・無着色などと記載された、敏感肌のことを考慮して設計されたアイテムを選ぶのがおすすめです。
敏感肌向けのテスト済み商品を選ぶ
保湿アイテムの中には、「テスト済み」などと記載されているものがあります。敏感肌の方は、アイテムを選ぶ際に、どのようなテストが行われているかを参考にするとよいでしょう。
たとえば、化粧品のテストには、以下のようなものがあります。
| アレルギーテスト※1 | 皮膚に対するアレルギー性を評価するために行います。 原料や製品を塗布したパッチにより閉塞貼布を繰り返し、皮膚に反応が出るかを確認することでアレルギー性を評価します。 |
| 敏感肌の方の協力によるパッチテスト | 皮膚に対する刺激性を評価するために行います。 敏感肌の方にご協力をいただき、パッチテスト用絆創膏に原料や製品を塗布し、二の腕の内側や背中に24時間または48時間貼付します。 絆創膏を剥離した後に赤みや腫れなどの反応の有無を観察して判定します。 |
| 敏感肌の方の協力による連用テスト※2 | 敏感肌の方にご協力をいただき、実際に自宅で数週間商品を使った後に、肌にトラブルが出ることなく使用できているかを医師が判定します。 |
※1 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません
※2 全ての方の肌に合うというわけではありません。
心地よく使えるテクスチャーを選ぶ
敏感肌の方が保湿アイテムを選ぶ際は、自分が心地よく使えるテクスチャーのアイテムを選ぶとよいでしょう。たとえば、なめらかに伸びて溶け込むようになじむようなものや、とろみがあってやさしく肌に広がるようなものなど、肌あたりのやさしいテクスチャーのものがおすすめです。
もちろん、肌になじませるときは、摩擦刺激にも注意して、やさしく塗り広げるようにしましょう。
アイテム選びの参考に 保湿成分の種類
ここでは保湿成分の種類や働きを解説します。
ヒトの肌にもともと備わっているおもな保湿成分には、以下のようなものがあります。
| 成分 | 特徴・役割 |
|---|---|
| セラミド | 特徴・役割角層の細胞同士のすき間を埋める「細胞間脂質」の一種。肌の保湿とバリア機能の鍵となる成分。 |
| NMF(天然保湿因子) | 特徴・役割角層細胞の中にある保湿成分の総称。スポンジのように水分を取り込んで離さず、角層細胞の水分を保つのが特徴。 |
| ヒアルロン酸 | 特徴・役割肌の真皮に存在するゼリー状の物質。大量の水分を抱え込む高い保湿力と、肌を内側から支えてハリ・弾力を保つ役割をもつ。 |
| グリセリン | 特徴・役割空気中の水分を引き寄せて角層にとどめて、肌のうるおいを守る。 |
保湿アイテムを選ぶ際は、配合されている保湿成分にも注目してみるとよいかもしれません。
エイジングケア※「ディセンシアシリーズ」の保湿アイテム

ディセンシアシリーズは、大人ならではの敏感な角層をうるおいでやさしく満たし、しなやかなハリツヤ満ちる肌へと導くエイジングケア※シリーズ。
「角層を整える」という美容理論を軸に、ゆらぎに負けないすこやかな肌に導きます。
※年齢に応じたケア
ここでは、ディセンシアシリーズの化粧水・美容液・クリームの3点をご紹介します。
うるおいを閉じ込める高保湿化粧水「ディセンシア ローション」
保湿成分と美容成分の絶妙なバランスで、まろやかなとろみが崩れながらやさしく肌に浸み込む※1、独自の「ハイドロキープ処方」を採用。
さらに、キメの乱れやハリ不足などのエイジングサイン※2にアプローチする美容成分も贅沢に配合。ハリとうるおいのあるやわらかな肌へと導きます。
合成香料不使用、無着色、アルコール不使用
アレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません)
敏感肌の方の協力による連用テスト済み(全ての方の肌に合うというわけではありません)
※1 角層まで
※2 キメの乱れ、ハリ不足、乾燥など
乾燥・肌あれケアの高保湿美容液「ディセンシア モイストS/C コンセントレート」
乳液タイプの高保湿美容液。
肌荒れ有効成分で、肌のバリア機能をサポートする「グリチルリチン酸2K」を配合した医薬部外品の美容液です。乾燥や肌荒れを防ぎながら、キメひとつひとつをうるおいでふっくら満たし、肌にツヤを与えます。
合成香料不使用、無着色、アルコール不使用
アレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません)
敏感肌の方の協力による連用テスト済み(全ての方の肌に合うというわけではありません)
素肌に溶け込むような一体感が心地いい「ディセンシア クリーム」
リッチなテクスチャーのクリームがとろけ込むように心地よくなじみ、やさしく包んで肌を守ります。乾燥を防いで、うるおいを逃さず、翌朝まで。充実感のあるハリを与えしなやかさに満ちた美しい肌のために必要な環境を整えます。
合成香料不使用、無着色、アルコール不使用
アレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません)
敏感肌の方の協力による連用テスト済み(全ての方の肌に合うというわけではありません)
よくある質問
ここでは、敏感肌のスキンケアについてのよくある質問とその答えを解説します。
できるだけ手軽に保湿ケアしたいけど、敏感肌は化粧水だけでは足りないでしょうか?
化粧水だけでは、せっかく与えた水分が逃げやすいため、うるおいが足りないと考えられます。乳液やクリームなどを与えて、水分と油分のバランスを適正に保つケアがおすすめです。
敏感肌は、角層のコンディションが乱れ、うるおいが逃げやすい状態です。そのため、複数のアイテムで種類の異なるうるおいをミルフィーユ状に何層にも重ねるケアがおすすめです。うるおいのグラデーションの層をつくることで、肌のうるおいを逃がしにくい状態に整えます。
毎日のスキンケアでは、化粧水・乳液・美容液・クリームなどを重ねて使いましょう。
敏感肌向けの保湿アイテムを選ぶときに気をつけるポイントはありますか?
単にうるおいを与えるだけでなく、敏感肌への刺激に注意することが大切です。敏感肌のことを考慮した設計のアイテムから選ぶのもひとつの方法です。
たとえば、以下のような点に注目してみましょう。
- 肌の刺激になりやすい成分を避ける
- 敏感肌向けのテスト済み商品を選ぶ
- 心地よく使えるテクスチャーを選ぶ
詳しくは下記で解説しているので、ぜひご覧ください。
敏感肌の保湿ケアは、毎日同じケアで大丈夫ですか?
敏感肌の状態は、体調や環境の変化によってもゆらぎやすいものです。そのため、毎日の保湿ケアは、季節にかかわらず丁寧に続けることが基本です。化粧水だけで終わらせず、乳液もあわせて使うことで水分と油分のバランスを適正に保ち、クリームを重ねてうるおいで密封するようにしましょう。
そのうえで、乾燥が気になる部分には重ねづけする・日中の乾燥が気になるときはミストを使う、肌悩みに合わせた美容液をプラスするなど、その日の肌の調子に合わせて微調整することを意識するとよいでしょう。
敏感肌で、保湿しても乾燥するときはどうしたらよいですか?
敏感肌で乾燥が続くときは、角層のコンディションが乱れてバリア機能が低下し、肌がうるおいを保ちにくい状態になっている可能性があります。その場合、いくら保湿アイテムでケアしてもうるおいを蓄えられずに逃げやすくなってしまいます。
対策としては、丁寧な保湿ケアで角層のコンディションを整え、バリア機能を正常に保つことを目指しましょう。化粧水だけでなく、乳液・クリームなどで、水分と油分をバランスよく補い、たっぷりのうるおいで満たすことが大切です。
また、敏感状態のときは、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料は、必要な皮脂まで取り除いてしまうことがあるため注意しましょう。肌への刺激になりにくい成分のアイテムを選ぶなど、スキンケアアイテムの見直しを検討するのもひとつの方法です。
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