お手入れ手帖 Vol.15 2026年 秋色

バテる時期こそ、
手作り調味料で、
手軽に元気に。

Vol.15 2026年 秋色
バテる時期こそ、手作り調味料で、手軽に元気に

手軽に作って、パパッと食べて、バテ解消! 今日はそんな時にあると便利な「手作り調味料」をご紹介します。身近な調味料がベースなので、目分量で使っても失敗知らず。いつもの味がぐっと新鮮になって、食欲をグッと引き出してくれます。「今日は何を作ろう?」とスマホでレシピ検索する手間も目疲れもなし。頼れる手作り調味料を冷蔵庫に常備して、元気をチャージしていきましょう。

バテる時期こそ、手作り調味料で、手軽に元気に

ご紹介するのは、醤油、味噌、日本酒という調味料の定番に、梅、大葉、生姜をそれぞれ漬け込むだけの3つの手作り調味料。
「大葉を数枚使ったけれど、残りを冷蔵庫で持て余してしまって…」「生姜も使いきれずにダメにしがち」などの経験がありませんか? そんな余らせがちな食材も調味料として漬け込んでおけばおいしく活用できて、保存にも便利。日々の料理にさっと使えるのも嬉しいポイントです。
梅も大葉も生姜も、この時期のバテ防止におすすめの食材です。ぜひ取り入れてみて。

梅干しの醤油漬け

梅干しの醤油漬け

作り方はいたって簡単。梅干し(塩だけで作られた、蜂蜜などの入っていない昔ながらの梅干しを使います)をひたひたに浸るくらいの醤油に漬け込むだけ。漬け込んで3日目くらいから、梅の酸味が醤油にじんわりと移って味わいが出てきます。
梅の酸味が加わった梅醤油は、いつもの醤油とはひと味違うさっぱりと奥行きのある味わいに。納豆にかけたり、お刺身やカルパッチョなどにもよく合います。
漬けておいた梅は、醤油のコクが加わって食べやすくまろやかな味わいになるので、叩いてそのまま、もしくはかつおぶしなどを混ぜて冷奴にのせたり、おにぎりや麺類の薬味にしたり、使い道はいろいろ。
梅は疲れをとる良質なクエン酸も豊富です。梅と醤油、2つの味が重なることで、単調ではなく、ひと味違った美味しさになります。

梅干しの醤油漬け
漬けておいた梅も、梅醤油もどんな料理にも合う万能調味料に。
梅干しの醤油漬け

大葉の味噌漬け

大葉の味噌漬け

作り方はこれまた簡単。いつも使っている合わせ味噌や赤味噌に、お好みの甘さに合わせてみりんを少し入れてのばし、大葉をそのまま漬け込むだけ。
漬けておいた大葉は、おにぎりに巻いたり、白いご飯にのせたり。焼きおにぎりもイイですね。さらに刻んでオリーブオイルなどと合わせてドレッシングにすると、ひと味違った味わいに。
漬け込んでいた味噌も、そのまま「いつもの味噌」として使えるのも嬉しいところ。味噌汁に使えばみりんのまろやかさや大葉の香りがふわりと重なり、より豊かな味わいになります。
赤味噌でなく、白味噌に漬けてみるのも◎。味噌によって風味も変わります。冷蔵庫で7~10日間が保存期間の目安です。

大葉の味噌漬け
大葉が味噌の中に埋もれてどこにあるか分からなくなりがちなので、ひと工夫。キッチンペーパーに日本酒を含ませて、ミルフィーユのように味噌と数枚の大葉を重ねておくと取り出しやすくて使いやすい!
大葉の味噌漬け

生姜の日本酒漬け

生姜の日本酒漬け

千切りにした生姜を日本酒に漬け込むだけ。いつもお酒を使う料理を、この生姜酒に置きかえたり、生姜焼きに使うなど、活用方法は簡単です!
とてもシンプルですが、大切なのは「どんなお酒に漬けるか」です。料理酒として売られているものの中には、食塩が含まれていたり、アミノ酸などの旨みが添加されているものもあります。裏面表記に「醸造調味料」「発酵調味料」などとあるのは酒税がかからないように安価で作られたもので「お酒ではない」ので、今回はこのようなものを避けて、「日本酒(純米酒)」か「料理用清酒」で作りましょう。

冬瓜と手羽中の煮物

最後に1つ、生姜酒と、漬け込んだ生姜を使ったレシピをご紹介します。

冬瓜と手羽中の煮物

材料(約2人分)

  • 手羽中5本
  • 冬瓜手羽中と同じくらいの量
  • 500cc
  • 昆布かまぼこ板くらいの大きさ1枚
  • 漬け込み生姜スプーン1~3杯程度(好みで調整)
  • 生姜酒大さじ4〜5杯
  • 適量
  • 砂糖少々

お好みで

  • 鶏ガラスープ少々
  • 三つ葉、香菜など
  • オリーブオイル
  • 黒こしょう

作り方

1
冬瓜を煮る
鍋に水500ccと昆布を入れておきます。(昆布を事前に水に浸けておいて「水出し」するのもおすすめですが、時間がなければそのままで大丈夫です)
そこへ、漬け込み生姜をお好みに合わせてスプーン1~3杯ほどと、生姜酒を大さじ4〜5杯加えます。食べやすく切った冬瓜を入れ、弱火にかけます。
温度が上がってきたら、昆布を一度取り出します。昆布は沸騰させると風味が出にくくなるので、沸く前に取り出すのがポイントです。取り出した昆布は後で使うので、捨てずに取っておきます。
冬瓜がやわらかくなるまで、弱火でゆっくり煮ます。やわらかくなったら、いったん鍋から取り出しておきます。
2
手羽中を煮る
手羽中は事前に塩を振って数分置いてから、その塩をきっちり洗っておきます。手羽中を塩でしめるイメージです。
冬瓜を取り出した鍋をもう一度沸かし、洗っておいた手羽中を入れます。再び沸いたら弱火で煮ます。煮込みすぎると手羽中がバサバサになってしまうので、様子を見ながら加減してください。箸を刺してみて、すっと入るくらいまでやわらかくなればOKです。
3
冬瓜を戻す
手羽中がやわらかくなったら、冬瓜を鍋に戻します。軽く沸くくらいまで煮込み、全体が温まったら火を止めます。ここで、先ほど取り出しておいた昆布も鍋に戻します。
4
味を整える
最後に、塩と砂糖で好みの味に整えます。お好みで、漬け込み生姜や生姜酒をさらに追加してもOK。「もう少しコクがほしい」という場合は、鶏ガラスープを加えても美味しく仕上がります。薄味にするか、しっかりめの味にするかは、お好みで調整してください。
そのままいただいても美味しいですが、一度冷ますと冬瓜に味がしっかり染み込んで、さらに美味しくなります。仕上げに三つ葉や香菜を添えたり、オリーブオイルを少し垂らしたり、黒こしょうを加えたりするのもおすすめ。
冬瓜の代わりに大根を使ったり、手羽中を豚肉に置きかえるのも◎。いろいろな具材でアレンジしてみてください。

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