敏感肌でもクレンジングミルクは使える?選び方やクリームタイプとの違い

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敏感肌の方は、スキンケアのなかでも刺激になりやすい「クレンジング」の選び方について悩むことが多いのではないでしょうか。
この記事では、敏感肌の方におすすめのクレンジングの種類やその理由について解説していきます。
クレンジングミルクは肌にやさしいイメージがありますが、クリームやジェルも、敏感肌の方にはおすすめと言えます。その理由についても説明していますので最後までご覧ください。

敏感肌の状態とは

すこやかな肌 敏感な肌のイメージ図すこやかな肌 敏感な肌のイメージ図

「敏感肌」とは、さまざまな要因で肌のもっとも外側にある角層が乱れ、バリア機能が低下した状態の肌のことです。
バリア機能が低下するとうるおいを保ちにくくなり、刺激を受けやすい肌状態になるため、クレンジング時のちょっとした摩擦でも赤みやひりつきを感じる可能性があります。

敏感肌のおもな原因は3つ

角層が乱れる主な原因として「外的要因」「内的要因」そして「誤ったスキンケア」の3つに分けられます。

【外的要因】

  • マスクや衣類などによる摩擦
  • 紫外線・乾燥・花粉・気温の変化など季節性によるもの

【内的要因】

  • ホルモンバランスの乱れ・睡眠不足・疲労
  • 過度なストレス・不安など心の不調

【誤ったスキンケア】

  • 熱いお湯で洗い流す
  • スキンケアをなじませるときに強くこする
  • スキンケアの際にコットンやタオルでごしごしこする

敏感肌になるメカニズムや原因についてより詳しく知りたい方はこちらをチェック!

敏感肌の特徴・原因を徹底解説|正しいスキンケアとアイテムの選び方

敏感肌ならクレンジングミルクだけでなくクリーム・ジェルタイプがおすすめ

クレンジングにはオイルやミルクなどさまざまな種類がありますが、敏感肌には、クッション性が高いクリームタイプやジェルタイプがおすすめです。

クレンジングミルクはなめらかな使い心地と優しい肌あたりが特徴で、みずみずしくさらっとしたテクスチャーです。
クリームタイプやジェルタイプは、クレンジングミルクに比べて厚みのある剤型のため、クレンジングの際に肌と指の間でクッションになり、肌を摩擦から守ってくれます。摩擦を避ける点ではこのようなタイプのクレンジングが優れているといえるでしょう。

クレンジングミルクとクリームタイプの違い

クレンジングミルクとクレンジングクリーム、2タイプの違いは、洗浄力やテクスチャーにあります。

クレンジングミルクはクレンジングクリームに比べて油分が少ないのが特徴です。
一般的にクレンジングは油分が少ないと、穏やかに洗い上げるイメージなので、メイクが薄目の日に特におすすめです。テクスチャーについては、クレンジングミルクの方が油分が少ない分なめらかなので、軽くのび広がる使用感になります。

クレンジングクリームは厚みがあるためクッション性が高く、油分が多いため洗いあがりのつっぱり感が少なめ。洗顔後の乾燥が気になる方や、メークや汚れが落ちにくく肌をこすりがちになっている方は、クレンジングクリームを使ってみるのもおすすめです。

敏感肌の方が知っておきたいクレンジングの選び方

敏感肌の方がクレンジングを選ぶ際は、摩擦が少ないこと、クッション性の高さに注目して選ぶことをおすすめします。

ここでは詳しいクレンジングの選び方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

厚みのあるテクスチャーのものを選ぶ

敏感肌は、摩擦を減らすためになるべく厚みがあり、指と顔の間に入り込むクッション性の高いクレンジングを選びましょう。
肌が敏感にかたむいているときは、よりクッション性が高い、クリームタイプ・ジェルタイプを選択するのもおすすめです。

洗いあがりに肌がつっぱらないものを選ぶ

敏感肌に乾燥は大敵です。クレンジング後の肌は水分が逃げやすく乾燥しやすいため、保湿成分が多く含まれているクレンジングを選ぶのがおすすめです。肌に必要なうるおいを守りながら、汚れを落とすことができます。
商品を選ぶ際はテスターやトライアルセットを使用するなどして、クレンジング後に肌のつっぱりがないかを確認するとよいでしょう。

肌への刺激となる成分が含まれていないものを選ぶ

クレンジングミルクを選ぶ際にはどんな成分が含まれるかを事前に確認しましょう。

特に敏感肌の方は、アルコール・合成香料・着色料など、肌への刺激になる成分が含まれていないものを選ぶのがおすすめです。

肌が敏感状態のときに刺激が強い成分が含まれるクレンジングを使用すると「スティンギング(=ヒリヒリ)」を引き起こすことがあります。スティンギングは炎症の原因にもなるため注意が必要です。

テスト済みの商品を選ぶ

敏感肌の方は、なるべくテスト済みの化粧品を選びましょう。
参考にしてほしいおすすめのテスト方法を3つご紹介します。

アレルギーテスト※1 皮膚に対するアレルギー性を評価するために行います。
原料や製品を塗布したパッチにより閉塞貼布を繰り返し、皮膚に反応が出るかを確認することでアレルギー性を評価します。
敏感肌の方の協力によるパッチテスト 皮膚に対する刺激性を評価するために行います。
敏感肌の方にご協力をいただき、パッチテスト用絆創膏に原料や製品を塗布し、二の腕の内側や背中に24時間または48時間貼付します。
絆創膏を剥離した後に赤みや腫れなどの反応の有無を観察して判定します。
 敏感肌の方の協力による連用テスト※2  敏感肌の方にご協力をいただき、実際に自宅で数週間商品を使った後に、肌にトラブルが出ることなく使用できているかを医師が判定します。

敏感肌の方は、上記のようなテスト済みの商品を参考に選んでみてください。

※1 アレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません)
※2 敏感肌の方の協力による連用テスト済み(全ての方の肌に合うというわけではありません)

敏感肌の方がクレンジングを使う際のポイント

ここでは敏感肌の方が知っておきたいクレンジングのポイントをご紹介します。

クレンジングの扱い方や使う際に気をつけるべきことなども参考にしてみてください。なかでも、適量や使い方は商品によって異なるので、商品パッケージを必ず確認しましょう。

クレンジング前に手を洗い清潔にする

クレンジング前に手を洗い清潔にしましょう。きれいに見えていても、実際は目に見えない汚れや雑菌が付着していることがあります。手に汚れや雑菌が付着した状態でクレンジングや洗顔をすると、メークが落ちにくくなるだけでなく、肌トラブルにつながる可能性も。

また、クレンジングには濡れた手で使えるものと使えないものがあるので、使用前に必ず確認してください。商品によっては濡れた手でさわると乳化が進み洗浄力が下がるものがあります。手を洗ったあとは必ずタオルで水分を拭き取ってから使用しましょう。

商品ごとに推奨されている適量を使う

スキンケアアイテムには、メーカー推奨の使用量の目安があります。パッケージや公式サイトなどに使用量(さくらんぼ1個分など)が記載されているので、使用前に必ずチェックしましょう。

使用量が少ない場合、メークがよく落ちなかったり、手と肌との摩擦が大きくなり肌にダメージを与えてしまったりすることがあります。
肌への摩擦刺激は、ヒリヒリやつっぱりを引き起こす要因となることもあるため極力避けるようにしましょう。

しっかりメークはポイントメークリムーバーで落とす

ウォータープルーフのマスカラや化粧下地などのしっかりメークは、落とすときに肌を強くこすってしまいがちです。摩擦が起きることで外的刺激となり、角層の状態が乱れてバリア機能が低下する原因となります。

敏感肌の方はメーク汚れをきちんと落としつつも、肌への負担を少なくすることが大切です。
しっかりとメークをしたときや、メークが落ち切っていないと感じたときは、ポイントメーク用のクレンジングもプラスすると、汚れを残さずにすっきりと洗うことができます。

クレンジングとメークをやさしくなじませる

クレンジングとメークをなじませるときがいちばん摩擦が起きやすいため、もっとも注意が必要です。
ポイントは、力を入れずに指の腹でくるくるとやさしく、らせんを描くようになじませること。
また、クレンジングには油分が含まれているため、手で温めながら使うとメークとなじみやすくなります。ごしごしとこすって取り除くというよりも、「メークをやさしくなじませて浮かせる」ことをイメージしながら使いましょう。メークが落ちにくいと感じたときは指の腹でやさしくプレスしてみてください。

ぬるま湯でていねいに洗い流す

クレンジング剤を洗い流す際は、皮膚の温度よりも低い32〜33℃のぬるま湯で洗い流しましょう。
手にとったお湯が温かいと感じる場合は意外と温度が高めなので、かなりぬるいと感じる程度の温度が適温です。
熱めのお湯は肌に必要なうるおいまで洗い流してしまい、乾燥を招きます。逆に冷たい水を使った場合は、油分や汚れが落としきれず、毛穴の詰まりなどを引き起こす可能性があります。
また、シャワーなどの強い水圧を直接肌に当てると刺激となってしまいます。手ですくって顔に当て、クレンジング剤がなくなるまでていねいに洗い流しましょう。

スキンケア STEPスキンケア STEP

敏感肌の方におすすめしたいディセンシアのクレンジング

ディセンシアは、ポーラ・オルビスグループの敏感肌ブランドです。創業以来、ポーラ化成研究所と連携して研究・開発を続けています。

ここでは、ディセンシアの敏感肌の方向けのクレンジングを3つご紹介します。

肌のうるおいをキープしながらしっとりとメークをオフしたい敏感肌の方におすすめの、クレンジングクリーム2点とクレンジングジェル1点です。

全て皮膚刺激性テスト済み※のアイテムで、敏感肌を考慮した設計のクレンジングです。

※すべての方に皮膚刺激が発生しないというわけではありません。

濃厚クリームがメークや毛穴汚れをしっとりオフ
「ディセンシア クレンジングクリーム」

ディセンシア クレンジングクリーム

ディセンシア クレンジング クリームは、摩擦感を抑えながらしっとりなめらかな肌に洗い上げるクレンジングです。

コクのある濃厚なクリームは、肌にのせると瞬時にオイルに変化し、なめらかにのび広がります。
とろけるように肌になじんで、メーク汚れや毛穴目立ちの原因となる汚れまで素早くオフ。
うるおいを逃さずしっとりと洗い上げます。
ヒト型セラミドに保湿成分を閉じ込めたうるおいサポート成分「セラミドナノスフィア」を配合。

※ヒト型セラミド(セラミドNG:保湿成分)をカプセル化したもの

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「ディセンシア クレンジング クリーム」を使用したお客さまのレビュー

敏感肌の私でも使えるクレンジングクリーム

オイル、ジェル、クリームなど、様々なタイプのクレンジングがありますが、敏感肌の私には何が合うのかわかりませんでした。ディセンシアのクレンジングクリームは肌に馴染みやすく、洗い心地もしっとりしていて、これからも使い続けたいです。

メイクにもなじみやすい

私はアイライン・マスカラも使ってしっかりアイメイクをする方なのですが、こちらのクレンジングはしっかりなじみます。しかも数回軽く撫でるだけでなじむので、何度も擦る必要がありません。またメイクになじみやすいだけでなく、ざらつきや角栓もすっきりする気持ちよさで、販売開始から使い続けています。本当に本当に素晴らしいクレンジングなので、もっと良さが広まってほしいです!

「調子良い!」を諦めた敏感肌に…

アトピー持ちの敏感肌の30代です。20代までは何とかなったものの、30を過ぎて何をやっても肌の調子がマイナスからゼロにはなってもプラスにはならない感覚がありました。ディセンシアを使うようになってから諦めるのはまだ早いと思えました。生理周期に合わせて様子を見ながらも使いたいと思っています。

ゆらぎやすい肌のための高保湿クレンジングクリーム
「つつむ ジェントル クレンジング」

つつむ ジェントル クレンジング

「つつむシリーズ」は、ディセンシアの中でもより敏感肌が気になる方におすすめのスキンケアシリーズ。

つつむ ジェントル クレンジングは、ゆらぎやすい肌のための高保湿クレンジングクリームで、敏感肌のなかでも特に乾燥が気になる方におすすめです。
厚みのあるテクスチャーが手と肌のクッションとなり、摩擦を抑えます。
うるおいを保ちながらメーク汚れのみをオフし、しっとりとやわらかな洗いあがり。

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「つつむ ジェントル クレンジング」を使用したお客さまのレビュー

至福のクレンジング

私は元々敏感肌で酒さがある肌なのですが、刺激も少なく且つきちんとメイクになじむので大変使いやすいクレンジングです。つっぱる感じもないけれど、洗い流しはしっとりしすぎないちょうどいい質感です。かなりリピートしています。

出会えました!

敏感肌で自分に合うクレンジングになかなか出会えませんでした。こちらはクレンジング後もなめらかな使い心地でつっぱりにくいのが嬉しいです。お値段的にも続けられる価格なのも有り難いです(定期購入してます)

うるおいを守りながら毛穴まわりまでつるんと洗える
「ディセンシア クレンジング ジェル」

ディセンシア クレンジング ジェル

濃厚で水感たっぷりのジェルで、角層のうるおいを守りながらメークオフするクレンジングです。
うるおい成分や整肌成分を配合しており、みずみずしい洗いあがり。

濃厚なジェルが肌に密着し、角層のうるおいを守りながらキメや毛穴に落ち込んだメーク汚れ・皮脂汚れまですっきりとオフ。洗いはじめから終わりまで、ぷるぷるのジェル膜がキープされスピーディーに洗い流せるため、肌を直接こすらず摩擦レスに洗えます。

メークや皮脂汚れをすっきりオフしつつ、肌のうるおいをキープしたい方におすすめのクレンジングです。

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「ディセンシア クレンジング ジェル」を使用したお客さまのレビュー

素晴らしい

今までのディセンシアのクレンジングの中で一番です!毎日肌になじんでいくのを実感しています。40半ばを過ぎ、化粧品選びに二年間悩まされ、こちらの基礎化粧品にたどり着きました。その中でも使用後にやっぱりこれと思えるクレンジングは初めてです!ジェルが毛穴の汚れにもなじみやすく、なのにつっぱらず、さっぱり!敏感肌にありがちな使いにくさは全くありません!ジェルが柔らかくプルンとしています!毎日使うたびに感動しています!

やっとしっかり馴染むクレンジングに出会えました

日焼け止めが強すぎて中々落としきれず、2度洗いやピーリングをしないといけませんでしたが、このジェルは一度で肌のすみずみまでしっかり馴染み、しかもつっぱらず、やっと出会えた感じです。

クレンジングジェル初めて使ってみました!

いつもはクレンジングクリームを愛用していますが、さっぱりすると言う事で、夏ですし、初めて使ってみました。とても使い心地がよく、やっぱりさっぱりしますし、すすぎもクリームより早くすすげて、楽でよかったです。このまま使ってみようと思います。

よくある質問

ここでは、敏感肌の方からのクレンジングに関するよくある質問とその答えをご紹介します。

敏感肌の方におすすめするクレンジングの種類やクレンジングミルクについて説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

クレンジングミルクのメリット・デメリットは何ですか?

クレンジングミルクは油分と水分がバランスよく配合されているため、なめらかなテクスチャーで肌にやさしく、肌に負担がかかりにくいのがメリットです。
ただし、クリームタイプやジェルタイプなどと比較して洗浄力が低いため、しっかりとメークをした日は落としにくいデメリットがあります。
クレンジング時に強い力でこすると肌への刺激となってしまいます。クレンジングミルクを使用する際は、ポイントリムーバーとの併用がおすすめです。

敏感肌にはどんなクレンジングがおすすめですか?

クレンジングと一口に言っても、オイルやミルク、クリームなどさまざまな種類があります。

敏感肌は摩擦を避けることが重要ですが、クレンジングは汚れを落とすために「こする」動作が必要です。肌への刺激にならないよう、クッション性が高い厚みのあるテクスチャーのクレンジングがおすすめです。
具体的には、クレンジングクリームはクレンジングクリームやクレンジングジェルは、厚みのある剤型でクッション性が高い設計となっています。
そのため、敏感肌の方にはクリームタイプ、ジェルタイプがおすすめですが、もし、他のタイプ(ミルク、バーム、オイルなど)を選ぶ際は、なるべく肌と指先の間の「膜厚感」が高いものを選ぶのがポイントです。

敏感肌の方がクレンジングを選ぶ際のポイントについては、こちらの記事をチェック

敏感肌向けクレンジングの選び方|種類の違いやうるおいを守りながら汚れを落とす方法

敏感肌の場合、W洗顔不要のクレンジングはやめたほうがいいですか?

W洗顔不要のクレンジングとは、メーク落としと洗顔を分けずに1回でクレンジングが完結するタイプのものを指します。
クレンジングと洗顔の工程が1度で済むため便利ではありますが、クレンジングと洗顔はそれぞれ別の汚れを落とすことに特化したアイテムであることを覚えておきましょう。
クレンジングはメークなどの油性汚れを落とすものであり、洗顔は汗や皮脂、ほこりなどの水性汚れを落とすものです。
敏感肌の方はクレンジングと洗顔を分けて、きちんと汚れを落とすことがおすすめです。

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