「日本には四季があるというけれど、正しくは五季だよね」。そんなことを先日、海外の方に言われました。「?」と思ってよくよく聞いてみると“春―梅雨―夏―秋―冬”だとか。そのくらい日本の梅雨は特徴的な季節だと言います。
そんな梅雨から夏にかけて急増するのが高温多湿の環境で急増する食中毒。この原因も「菌(=細菌)」なのですが、実は菌、肌の健やかさとも大きく関わっているようで…。今日は、この「菌」のお話です。どうもこの時期に特に気になる“美白”とも大きく関わっているようで…。
さてみなさまは、『もやしもん(石川雅之著・講談社)』という漫画をご存じですか? 菌やウィルスを肉眼で見ることができて、さらに会話もできる不思議な能力を持った主人公が登場する物語で、累計800万部以上(2017年当時)も売れている大人気漫画。アニメや実写ドラマにもなっています。「菌とウィルスと、少しばかりの人間の物語」と説明されていますが、わたしたち人間は、実はたっくさんの菌やウィルスの中で、ちょこんと生きている、言ってみれば数的マイノリティな存在であることを改めて認識することができます。
それなら肌だって、菌に包まれている!影響がありそう、と、この漫画に触発されて「肌と菌の関係」を調べたのが、我らがポーラ化成研究所の大島研究員と笠原研究員。わたしたちの肌が日夜絶えず、空間中の菌と関わっていることに着目。状態のよい肌の上にある特徴的な菌を調査したところ、どうやら、肌の健康に関わっている菌が自然の中の植物や土の周りに多くいるということを突き止めました。そしてこの、肌によい影響のある菌がバリア機能を向上させることまで、突き止めています。
これは、肌のために公園を散歩したり、観葉植物を置くことも有効であるという暮らしの提案にもつながりました。
肌の上の菌は、皮膚常在菌とも言いますが、美しさという観点で見た時に嬉しい働きと、嬉しくない働きがあります。たとえばアクネ菌。よく耳にする名前ですが、増えすぎるとニキビの原因ともなります。でもアクネ菌には、肌本来の保湿クリームのような役割となる物質を生み出す働きもあります。つまりアクネ菌=悪者ではなく、ほどよく肌の上に存在しているかどうか、多すぎないか、が重要だったのです。
ディセンシアの商品開発を支えるポーラ研究所は、これまでも化粧品業界で注目されてきた「美肌菌」はもちろん、さらに嬉しい働きをもたらす「透肌フローラ」に注目しています。この透肌フローラが、なんとシミの元であるメラニンの量を減らしたり、肌のバリア力を向上させたり、シワや毛穴悩みにも影響しているという最新研究結果も明らかにしました。
そもそも自分を取り巻く菌はいつからあるんだろうと思いちょっと調べてみたところ、この世の生まれ落ちる時に、お母さんが持っている腸内細菌をもらい受けることでまず菌を含む「チームわたし」ができるとか。その後も、環境や暮らし方で変化していくそうです。
腸内に次いで、たくさんの種類の菌が存在する皮膚。どんな種類の、どのくらいの量の菌とともに生きているのか。それも、肌の個性だと言えそうです。
美肌づくりは自分だけでがんばるというよりも、自分の肌の上の菌たちとの共同作業だ!というイメージが湧いてきます。「わたしの肌」は、わたしとわたしを取り巻く菌がつくる「わたしたちの肌」だったわけです。
さて、わたしたちの総力をあげて、いい感じの肌を目指すといたしましょう。
ディセンシア大注目の菌「透肌フローラ」と一緒に、今年の美白をさらに充実させていきませんか?
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