敏感肌は改善できる?肌の調子を整えるスキンケアと生活習慣の見直し方

敏感肌を改善したいとき、まず思い浮かぶのはスキンケアの見直し。肌がゆらぎやすい状態では、刺激の少ないアイテム選びや使い方に気をつけることがとても大切です。
この記事では、敏感肌の改善に役立つ基本のケア方法や、肌トラブルを繰り返さないためのポイントを丁寧に解説します。毎日を心地よく過ごすために、すこやかな肌を目指しましょう。
敏感肌の状態とは
敏感肌は、肌のいちばん外側にある「角層」が乱れ、肌を守る「バリア機能」が低下した状態です。
角層は0.02mmほどの薄さしかないものの、外部刺激から肌を守り、うるおいが外に逃げないように保つという、すこやかな肌にとって重要な役割を担っています。
しかし、ひとたび角層が乱れると、花粉や黄砂、PM2.5などの刺激物質の影響を受けやすくなり、炎症や肌あれを引き起こしてしまいます。これは誰もが起こりうることなのです。


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敏感肌を引き起こす原因
敏感肌は、外部刺激や体の内側の乱れなど、さまざまな要因が重なることで角層が乱れ、バリア機能が低下したことにより引き起こされます。
外部刺激は、空気の乾燥や紫外線・花粉といった季節的な要因のほか、洗顔やスキンケアのときに生じる摩擦などが代表的。
また、体の内側の乱れとしては、ストレスや睡眠不足・疲労などによる体の不調や、ホルモンバランスの変化などが挙げられます。
そのほか、化粧品に配合されている成分が肌に合わず、赤みやひりつきなどの敏感状態を引き起こすことも。原因はどれか1つとは限らず、複数の要因が重なることもあります。


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敏感肌は改善できる?
肌の敏感状態が続くと、「このままずっと治らないのでは」と不安に感じる方も多いでしょう。
しかし、毎日のスキンケアや生活習慣を見直すことで、肌の調子を少しずつ立て直せる場合があります。すぐに大きな変化を感じることは難しくても、丁寧にケアを積み重ね、うるおいで満たし、肌のバリア機能をととのえることで、徐々に肌悩みが気にならない状態に導きます。
ただし、症状が長く続く、かゆみを伴うなどなかなか改善しない場合は、皮膚科などの専門医に相談することをおすすめします。
敏感肌のためのスキンケアのポイント
敏感肌は、すこやかな角層を育むことが大切です。毎日のスキンケアで肌をうるおいで満たし、ターンオーバー(肌の生まれ変わりのリズム)を整えることを意識しましょう。
敏感な状態を悪化させないように、特に気をつけたいポイントは以下の通りです。
- 毎日の保湿ケアでうるおいを与えて閉じ込める
- 保湿アイテムは手のひらでなじませる
- クレンジング・洗顔はこすらずやさしく洗う
- ぬるま湯で丁寧にすすぐ
- 紫外線対策は1年中行う
上記5つのポイントを参考に、毎日のスキンケアを見直し、改善につなげていきましょう。
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毎日の保湿ケアでうるおいを与えて閉じ込める
敏感肌は、うるおいを保ちにくく逃げやすい状態。毎日のお手入れで、しっかりと保湿ケアをすることが大切です。
肌のうるおいが失われやすい洗顔や入浴後はすぐに保湿をし、その後しっかりとうるおいを閉じ込めることを意識しましょう。
化粧水など1つのアイテムだけでスキンケアを完結すると、せっかく肌に与えたうるおいがすぐに逃げてしまいます。保湿ケアにおいては、水分だけでなく、油分もバランスよく与えることが重要です。化粧水・美容液・乳液・クリームなど、種類の異なるうるおいをミルフィーユ状に何層も重ねることを意識してみましょう。
肌をうるおいで満たすことで、肌のターンオーバーが整い、角層をすこやかに保つことにつながります。


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保湿アイテムは手のひらでなじませる
スキンケアをする際は、肌への摩擦を避けることが大切。敏感肌の方がコットンを使うと刺激になる場合もあるため、スキンケアアイテムは手のひらで肌をつつみこむようにしてなじませるのがおすすめです。
スキンケアアイテムの使用量が少ないことも摩擦の原因になることがあります。パッケージなどを確認し、適量をしっかりと塗布しましょう。
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クレンジング・洗顔はこすらずやさしく洗う
クレンジングや洗顔では、汚れを落とそうと強くこすってしまうと、肌への刺激となるので気をつけましょう。
クレンジングは、指でくるくるしながらメークや汚れを浮かすイメージで行ってください。クリームタイプやジェルタイプを使用すると、手と肌の間でクッションのような役割を果たしてくれるため、摩擦を避けやすくなります。
洗顔料は、泡の量はレモン一個分を目安の量として泡立て、濃密なきめ細かい泡で洗いあげましょう。手と顔が直接触れないよう、たっぷりの泡を転がすように洗うことが摩擦を避けるポイントです。
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敏感肌向けクレンジングの選び方|種類の違いやうるおいを守りながら汚れを落とす方法
ぬるま湯で丁寧にすすぐ
クレンジングや洗顔後に顔をすすぐ際は、32〜33℃ほどのぬるま湯を使いましょう。熱すぎるお湯は、敏感な肌には刺激になるだけでなく、肌のうるおいを過剰に奪ってしまうことも。
温度の目安は、手に取ったときに少しぬるいと感じる程度。手でもあたたかいと感じる温度は、顔にとっては熱すぎるので気をつけてください。
また、強い水圧のシャワーを直接肌にあてるのも、敏感な肌には刺激になってしまいます。手を使って丁寧に洗い流すのがおすすめです。


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紫外線対策は1年中行う
敏感肌は紫外線の影響を受けやすい状態であるため、対策を入念に行いましょう。紫外線は1年中降り注いでいるため、季節や天気に関係なく、365日、対策が必要です。
普段から日やけ止めを使うことはもちろん、こまめに塗り直すことも大切。2〜3時間おきを目安に塗り直すのがおすすめです。
さらに、外出時は日傘やサングラス・帽子などを活用し、室内ではUVカット機能がついたカーテンを使うなど、しっかりと対策して肌を守りましょう。
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敏感肌の方が気をつけたいスキンケア選びのポイント
肌が敏感なときは、化粧品に配合されている一部の成分が肌に合わず、赤みやひりつきを感じることも。
ここでは、敏感肌の方がスキンケアアイテムを選ぶ際に注意したいポイントを解説していきます。
- 肌の刺激になりやすい成分は避ける
- 敏感肌向けのテスト済み商品を選ぶ
- 心地よく使えるテクスチャーのものを選ぶ
肌の刺激になりやすい成分は避ける
肌状態や体質によっても異なりますが、一般的に、アルコール・合成香料・着色料などは、肌が敏感なときは刺激になりやすいといわれています。
敏感状態のときは、アルコール不使用、無香料または合成香料不使用、無着色などの記載があるアイテムを選ぶことをおすすめします。
新たにスキンケアアイテムを購入する際は、成分表示を確認してみましょう。
敏感肌向けのテスト済み商品を選ぶ
敏感肌向けに開発されたスキンケア商品を選ぶことも視野に入れてみましょう。なかでも、敏感肌向けのテスト済みアイテムを選ぶのがおすすめです。
| アレルギーテスト※1 | 皮膚に対するアレルギー性を評価するために行います。 原料や製品を塗布したパッチにより閉塞貼布を繰り返し、皮膚に反応が出るかを確認することでアレルギー性を評価します。 |
| 敏感肌の方の協力によるパッチテスト | 皮膚に対する刺激性を評価するために行います。 敏感肌の方にご協力をいただき、パッチテスト用絆創膏に原料や製品を塗布し、二の腕の内側や背中に24時間または48時間貼付します。 絆創膏を剥離した後に赤みや腫れなどの反応の有無を観察して判定します。 |
| 敏感肌の方の協力による連用テスト※2 | 敏感肌の方にご協力をいただき、実際に自宅で数週間商品を使った後に、肌にトラブルが出ることなく使用できているかを医師が判定します。 |
※1アレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません)
※2敏感肌の方の協力による連用テスト済み(全ての方の肌に合うというわけではありません)
心地よく使えるテクスチャーのものを選ぶ
敏感肌の方にとって、毎日のスキンケアは重要な役割を果たすからこそ、自分が心地よく使えるテクスチャーのアイテムを選ぶことも大切です。
クレンジングは、ジェルやクリームなど膜厚感があるものが、手指と肌との間でクッションとなり摩擦から肌を守ってくれるのでおすすめ。
洗顔料は、きめ細かい濃密な泡がつくれる泡立ちのよいタイプがおすすめです。
また、化粧水はとろみがあって肌あたりがやわらかなもの、クリームはのびがよく、すっと肌に溶け込むようになじむものがおすすめです。
敏感肌の改善につなげるための生活習慣
敏感肌の原因には、生活習慣の乱れが関係していることもあります。すこやかな肌を目指すために、スキンケアとあわせて、以下の生活習慣を心がけましょう。
- 質のよい睡眠をとる
- 栄養バランスの取れた食事を心がける
- リラックスする時間をつくる
質のよい睡眠をとる
睡眠不足や睡眠の質の低下により、血液の巡りが悪くなり、肌に必要な栄養やうるおいが届きにくくなることがあります。その結果、肌が乾燥しやすくなったり、ゆらぎやすくなったりすることも少なくありません。
肌にとって大切なのは、睡眠時間を確保するとともに、質のよい睡眠をとることです。毎日同じ時間に寝起きするリズムを整える、寝る前のスマートフォンを控えるなど、心身をリラックスさせる環境をつくりましょう。
また、寝る少し前から照明を暗くする、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるなど、自然と眠りに入りやすい習慣を心がけることも、睡眠の質を上げてすこやかな肌をサポートすることにつながります。
栄養バランスの取れた食事を心がける
栄養バランスの取れた食事は、すこやかな肌を目指すために大切な要素のひとつ。偏った食事で栄養が不足すると、肌の細胞がうまくつくられなくなり、肌のターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下する原因になってしまいます。
すこやかな肌のためには、たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルなど、さまざまな栄養素をバランスよく取り入れることが大切です。ファーストフードやスナック菓子など、塩分や糖分が多い食べ物は肌トラブルの原因になるため、肌が敏感状態にあるときは控えめにしましょう。
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リラックスする時間をつくる
心や体が疲れてストレスが溜まると、自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなり、肌のゆらぎにつながることがあります。ストレスを完全になくすのは難しいことですが、上手にリフレッシュすることが大切です。
お気に入りのアロマを焚いて心を落ち着けたり、ストレッチや軽い運動で体を動かして発散するなど、さまざまな方法があります。自分に合ったリラックス方法を見つけ、疲れやストレスが溜まりきる前にリセットする習慣を意識しましょう。
敏感肌が改善しない場合は医療機関へ
ここまで敏感肌を改善するスキンケアや生活習慣の見直しについてお伝えしてきましたが、ケアをしても症状が改善しない場合やかゆみを伴う場合は、医療機関への受診を検討しましょう。
- 赤みと小さな湿疹が併発している
- 熱や腫れを伴う湿疹が広い範囲に広がっている
- 日常生活に支障をきたしている
などのように、心配なことがあれば、我慢せず皮膚科などの専門医に相談することが大切です。
よくある質問
ここからは、敏感肌の改善について、よくある質問に回答していきます。
敏感肌を改善する方法はありますか?
敏感肌とは、肌の表面にある角層が乱れ、バリア機能が低下した状態です。すぐに改善できるものではありませんが、肌のターンオーバーを整え、すこやかな角層を育むことで徐々に、肌悩みが気にならなくなる状態を目指しましょう。
毎日のスキンケアでは、以下のようなことに気をつけるといいでしょう。
- 保湿アイテムでうるおいを与えて満たす
- 洗顔やスキンケア時の摩擦を極力避ける
- 紫外線ダメージから肌を守る
自分が敏感肌かチェックする方法はありますか?
まずは、次の5つのチェックリストについて確認してみましょう。
- カサつきやすく乾燥している
- ひりひり・ピリピリする
- 赤みやかゆみが気になる
- タオルやパフの刺激で肌が赤くなりやすい
- 季節や体調の変化で肌が不安定になりやすい

どれか1つでも当てはまれば、肌が敏感状態に傾いている可能性があります。普段は敏感肌である自覚がない方も要注意。気温の変化やストレス・摩擦などの刺激がきっかけで敏感状態に傾くことがあるので、こまめに肌状態をチェックしてみてください。
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私は敏感肌?肌質・肌状態の見分け方と原因・すこやかな肌を目指す方法
敏感肌のスキンケアの方法を教えてください。
敏感肌には、ていねいな保湿ケアが重要です。化粧水だけで済ませると水分が蒸発しやすく、うるおいを蓄えることができません。
水分だけでなく油分もバランスよく与えることが、肌のうるおいバランスを整えるのには重要です。
化粧水の上に、美容液や乳液、クリームなど、種類の異なるうるおいを何層にもミルフィーユ状に重ねることを意識しましょう。
本文内でも詳しく解説しているので、スキンケアの方法に迷ったらぜひチェックしてみてください。
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