肌をきれいにするには?バリア機能を保つスキンケアのポイント

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肌がきれいになると気持ちも前向きになりますよね。きれいな肌に憧れるけど、どうケアしたらよいのかが分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、きれいな肌とはどんな状態のことをいうのか、その状態に近づくためには何に気をつけたらよいのかを解説します。おすすめのスキンケア方法やスキンケアアイテム、内側からのケアも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

きれいな肌ってどんな状態?

うるおいがある

「うるおいがある肌」とは、適度な水分が保たれている状態のことを指します。水分量が十分保たれているので、やわらかさをキープすることができます。手のひらで顔を包み込んだときに、手に吸いつくようなしっとり感を感じることができます。反対に、水分が不足してうるおいがなくなった肌は、しっとり感がなくカサカサして、見た目も透明感がなくなっています。

キメが整っている

肌の「キメ」とは肌表面にある細かい三角形の凹凸のことをいいます。この凹凸は「皮溝(ひこう)」という溝と、その間の盛り上がった部分「皮丘(ひきゅう)」でできており、キメが整った肌は、この三角形が規則正しく並んでいます。
キメが細かく整った肌は、表面がなめらかで光を均一に反射するため、若々しい印象になります。さらに毛穴も目立ちにくいため、透明感のある印象になります。
反対に、キメが整っていない肌は三角形の凹凸が不規則だったり、皮丘がしぼんだように平らになるため、くすみやかさつきを感じやすく、触れるとざらつきがあるのが特徴です。

ハリがある

ハリがある肌とは、うるおいが保たれ、ピンと張った状態の肌のことです。さわると柔らかくもっちりとした弾力があり、乾燥や肌あれがなく、みずみずしくふっくらとしています。
また、柔軟でハリのある肌は、健康的で活力がある印象のため、年齢にかかわらず若々しく見える傾向にあります。
反対にハリのない肌は、シワやたるみ、乾燥や肌トラブルが目立ちます。実年齢よりも上に見られることもあるため、適切なケアが必要となります。

血色がよい

血色とは、顔の色ツヤのこと。血色がよい肌とは健康的な赤みのある肌のことをいいます。血色感のある肌は、肌の下にある毛細血管に十分な血液が行きわたっている状態です。また、血液は酸素や栄養素を体全体に運ぶ役割をするため、滞りなく栄養が肌へ行き届くとターンオーバーも整います。
ターンオーバーが整った肌はうるおいがあり、キメが細かくなめらかな手触り。肌表面の角層の状態が良好なため、バリア機能も保たれます。
反対に、血流が低下して血色が悪くなった肌は、顔色が悪く、ターンオーバーも正常に行われません。古い角層細胞がはがれおちず肌表面にとどまるため、透明感が低下し、ごわつきや乾燥によるくすみを引き起こします。

肌をきれいにするには角層を整えることも重要

角層とは、肌の最も外側にある層のことです。角層の状態は、肌の見た目を左右するので、きれいな肌をつくるうえで重要といえます。
もしも、肌にかさつきやゴワつきなどの肌不調を感じたり、スキンケアをしても変わらなかったりする場合は、角層が乱れてバリア機能が低下している「隠れ敏感肌」の状態かもしれません。
角層はターンオーバーにより、通常は約28日間で生まれ変わるため、変化を感じやすい部分です。角層を整えることで肌の状態が前向きに変化するかもしれません。

▼角層の働きやケアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック

【図解付き】美肌の要「角層」とは?役割とケア方法をわかりやすく解説

角層を整えて肌をきれいにするスキンケアのポイント

肌を外部刺激から守り、うるおいをキープするバリア機能をサポートするためには、角層がすこやかに整っている状態へ導くスキンケアをすることが大切です。みずみずしくふっくらとした角層を実現するには、肌への摩擦を避けることや、紫外線などのダメージから守ることが重要です。

ここからは、角層を整えて肌をきれいにするスキンケアのポイントを紹介します。

クレンジング|肌をこすらずにメークを落とす

摩擦は、敏感肌にとっては大敵です。クレンジングをする際は、肌をこすらずにメークになじませることを意識しましょう。角層の状態が乱れていると、少しの摩擦でも肌にダメージを与え、バリア機能が低下するため、乾燥や肌あれなどの肌トラブルを招きやすくなります。特に、コットンを使用する際は強くこするのではなく、やさしく肌に乗せてメーク汚れを浮かすようにしましょう。

▼敏感肌のクレンジングの選び方は、こちらの記事をチェック

敏感肌向けクレンジングの選び方|種類の違いやうるおいを守りながら汚れを落とす方法

洗顔|たっぷりの泡でやさしく洗う

ターンオーバーの乱れにより肌表面にとどまった古い角層細胞や、過剰な皮脂は肌トラブルの原因になるため、洗顔で洗い流す必要があります。
洗顔のポイントは、しっかりと泡立てたキメ細かい泡を肌の上で転がすようにしながらやさしく洗うことです。肌を擦るような洗顔方法や、必要以上に洗いすぎることは、肌の乾燥を招く原因となるので避けましょう。洗い流す際も同様になるべく肌に触れず、たっぷりのぬるま湯で洗い流します。泡残りのないように髪の生え際やフェイスラインまでしっかりチェックしてください。

▼敏感肌の洗顔の方法や選び方を知りたい方は、こちらの記事をチェック

敏感肌向け洗顔料の選び方|肌に刺激を与えない洗い方も紹介

保湿|乳液やクリームでフタをする

角層を整えるためには、うるおいは欠かせません。洗顔後は水分が逃げやすい状態になっているため、すぐに保湿してうるおいを逃さないスキンケアをしましょう。

スキンケアの基本的な順番は下記のとおりです。

  1. クレンジング
  2. 洗顔
  3. 化粧水
  4. 美容液
  5. 乳液
  6. クリーム    

STEPSTEP

化粧水でうるおいを与えたあとは、乳液やクリームを重ねて水分を逃さないようにフタをします。
スキンケアは順番だけでなく、使用量にも気をつけましょう。不足していると、摩擦が生じて肌に負担を与えてしまう恐れがあります。また、うるおい不足により肌が乾燥すると、バリア機能が低下し肌トラブルにつながります。適量を使うこともきれいな肌を目指すうえで必要です。

▼敏感肌の具体的な保湿の方法について、詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック

敏感肌の原因からわかる保湿の重要性|アイテムの選び方・適切なケアとは

美容液|肌悩みに合うものを使う

化粧水や乳液だけでなく、乾燥やハリ不足などの肌悩みに合わせて美容液を使うことも効果的です。美容液は製品によって含まれている成分が異なるため、肌悩みやなりたい肌に合わせて選ぶのがよいでしょう。通常の美容液は化粧水の後に使用するものがほとんどですが、導入美容液のように化粧水の前に使用するものもあります。使用前に使い方を必ず確認しましょう。

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敏感肌向け美容液の選び方|肌悩みに合わせたおすすめ商品も紹介

紫外線対策|室内でも日やけ止めを塗る

きれいな肌を目指すためには、紫外線対策は欠かせません。紫外線は肌にとって大敵。浴び続けると、シミやそばかす、乾燥など、肌にさまざまな悪影響を及ぼします。
メークをする日はUVカット効果のある下地を使うのがおすすめ。メークをしない日でも、日やけ止めは必ず使用しましょう。紫外線は窓を通して室内にも届くため、家にいるときも日やけ止めを塗るなどの紫外線対策が必要です。
また、スポーツなどで汗をかいたり、洋服が擦れたりすると日やけ止めがとれてしまうため、こまめに塗り直すことも重要です。
日やけ止めと合わせてUVカットの日傘や帽子なども活用するとより安心です。

▼敏感肌に合う日やけ止めについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック

敏感肌に合う日やけ止めはある?選び方とおすすめアイテムを紹介

肌に合うスキンケアアイテムを選ぶことも大切

スキンケアを行う際、肌に合わない成分を使い続けることは避けましょう。期待した効果を得られないだけでなく、肌あれが悪化してしまうことがあります。また、季節の変わり目の肌がゆらいでいるときは、刺激になる成分を避けるのもひとつの方法です。常に肌の状態に合わせたスキンケアアイテムを使い、適切な使用量を守ることが重要です。季節や肌の状態に応じてアイテムを見直し、そのときの肌に合うアイテムで丁寧にケアし続けることを意識しましょう。

理想的な角層を目指すスキンケアアイテム

肌タイプは人により異なりますが、きれいな肌を目指すうえで角層をすこやかに整えることは、どの肌タイプであっても必要不可欠です。
角層の乱れは、肌のターンオーバーやバリア機能を乱し、さまざまな肌トラブルの要因となります。ディセンシアは、長年培ってきた敏感肌研究に基づき、度重なる試行錯誤の末に、肌の最表層を整えすこやかな角層へと導くスキンケアアイテムを開発しています。

ここでは、ディセンシアの代表的なスキンケアシリーズを2つご紹介します。

※うるおいに満ちた

DECENCIA(ディセンシア)シリーズ

ディセンシア シリーズ

ディセンシアシリーズは、角層を整えることを重視したスキンケアシリーズです。角層をうるおいでやさしく満たし、ハリとツヤのある肌へと導きます。
代表アイテム「ディセンシア クリーム」には、先進的な研究から生まれた独自技術「ヴァイタサイクルヴェール®」を搭載。継続的に使用することで、すこやかな角層を目指すことができます。

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TSUTSUMU(つつむ)シリーズ

つつむシリーズ

角層の乱れから敏感状態になってしまった場合は「つつむシリーズ」がおすすめです。バリア機能が低下している角層を優先的にケアし、うるおいに満ちたゆらぎなき美しさへと導くスキンケアシリーズです。
刺激に敏感になっている肌に、独自のアプローチ。守る・うるおす・こだわりの使い心地で、繊細な肌をうるおいでやさしく包み、しなやかな美しい肌へと導きます。
繊細で季節の変わり目にゆらぎやすい肌の方にもおすすめのシリーズです。

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肌をきれいにするために意識したい生活習慣

きれいな肌を目指すためにはスキンケアなどの外側からのアプローチだけでなく、生活習慣の見直しや、内側からのケアも重要です。
ここでは、肌をきれいにする生活習慣をご紹介します。スキンケアと合わせて参考にしてみてください。

バランスのよい食事をとる

スキンケアを丁寧に行っていても、暴飲暴食や偏食など食生活が乱れていると、きれいな肌をキープするのは難しいものです。肌をきれいにするための生活習慣として、まずは食生活から見直してみましょう。

1日3食、バランスのよい食事をとることはもちろん、美肌効果のある栄養素を意識して摂取することもポイントです。なかでも、たんぱく質やビタミンを積極的に摂取するとよいでしょう。たんぱく質は三大栄養素のひとつで、肌だけではなく、髪や爪などをつくるために必要です。ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEは、いずれも美肌に欠かせない栄養素なので、バランスよく摂取することを心がけましょう。

質のよい睡眠をとる

睡眠不足は肌の生まれ変わりのサイクルを乱すため、肌の乾燥やバリア機能の低下など肌にさまざまな悪影響を及ぼします。肌をきれいにするには、睡眠時間の長さだけでなく良質な睡眠をとることが大切です。
質のよい睡眠は、ホルモンバランスや自律神経の乱れを調整してくれます。睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌のターンオーバーを促進するため、肌あれを防ぐことができます。
また、決まった時間に寝起きをする、寝る前にスマホを見ない、リラックスできる睡眠環境をつくるなど、睡眠の質を上げる環境や習慣を取り入れてみましょう。

適度な運動を心がける

きれいな肌づくりには、適度な運動も必要です。運動不足に陥ると筋肉が衰えて血流が悪くなり、肌のターンオーバーに必要な酸素や栄養素が供給されにくくなります。休日に散歩をしたり、寝る前にストレッチしたりするなど、適度な運動を取り入れる習慣をつけましょう。
とはいっても、忙しい日々の中で運動をする時間を確保することは難しいもの。エレベーターを使わずなるべく階段を使う、一駅手前で降りて歩くなど、日ごろから取り入れられる軽い運動を習慣にするとよいでしょう。
運動は、肌トラブルの原因でもあるストレスを発散させる効果も期待できます。できることから始めてみましょう。

体を温めて血行をよくする

きれいな肌を目指すなら、日ごろから体を温めることを意識しましょう。体が冷えると血流が悪くなり、肌に酸素や栄養が届きにくくなります。ターンオーバーが乱れ、トラブルが起きやすい肌になります。
入浴時には湯船に浸かることを心がけましょう。体が温まって血行がよくなると、肌に栄養が行き届いて代謝もあがり、肌も整ってきます。毛穴が開くため、毛穴汚れも落としやすくなります。
一方、冷たい飲み物やアイスなどは体を冷やし、内臓にも負担がかかります。なるべく温かい飲み物や食べ物を口にするように心がけましょう。継続的に体を温めることを習慣化することがおすすめです。

小まめに水分補給する

化粧水などで肌に水分を与えることも大切ですが、内側からの水分補給もきれいな肌を目指すために重要です。
水を飲むことには美肌にうれしいさまざまな効果があります。

  • 肌のうるおいを保つ
  • 乾燥を防ぐ
  • 血流を良くする
  • 老廃物を排出する

水分不足になると体内に老廃物がたまり、むくみの原因となったり、乾燥を引き起こしたりすることがあります。喉の渇きを感じたときはすでに水分が不足しているサインです。こまめに水分補給をして水分不足を防ぎましょう。
ただし、氷を入れた冷たい水は体を冷やしてしまいます。できるだけ常温の水や白湯を飲むことを心がけてください。

よくある質問

ここからは、肌をきれいにしたい方からのよくある質問にお答えしていきます。

どうしたら肌がきれいになりますか?

肌をきれいにするには、肌に合うスキンケアアイテムを選び適切なスキンケアを行うことが大切です。外部刺激から肌を守るため、角層をうるおいで満たしすこやかな状態を保つことが、美肌への近道になります。それに加えて、バランスの取れた食生活や質のよい睡眠をとる、適度な運動をしたりストレスをためないなど、生活習慣を整えることも意識しましょう。

肌がきれいな人がやっていることは何ですか?

肌がきれいな人は、自分の肌に合ったスキンケアアイテムを使い、正しいスキンケア方法を行っています。代表的なものを以下に挙げます。

  • クレンジングと洗顔で肌を清潔に保つ
  • その後化粧水や美容液でたっぷりと保湿する
  • 肌に触れるときは摩擦を避け、やさしくケアする
  • クリームや乳液でしっかりとフタをしてうるおいを逃がさないケアを徹底する
  • 日やけ止めをこまめに塗り直す
  • 室内でも紫外線対策をする

加えて、バランスのよい食事や質のよい睡眠、適度な運動を行っているなどの生活習慣も美肌へ導いてくれます。

「角層を整えて肌をきれいにするスキンケアのポイント」はこちら

肌が生まれ変わるまでにかかる期間はどれくらいですか?

約28日の周期で肌のターンオーバーが繰り返され、皮膚の細胞が生まれ変わります。ただし、乾燥や紫外線などの外部刺激や生活習慣の乱れ、加齢などにより、ターンオーバーのスピードが乱れることがあります。ターンオーバーが早まったり遅くなったりすると、うるおいを保ちづらくなってしまいます。肌のバリア機能が低下しやすくなったり、古い角層細胞がはがれ落ちずにごわつきや乾燥の原因へとつながってしまうのです。ターンオーバーのサイクルをサポートし肌をきれいに保つには、肌に合ったスキンケアアイテムを正しく使うことが必要です。加えて生活習慣を整えることや、外部刺激から肌を守ることも意識してみてください。

▼肌のターンオーバーの重要性や整え方について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック

肌のターンオーバーとは?乱れを整えて肌をすこやかに保つ方法

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