敏感肌とは、バリア機能が低下し、肌に赤みが出る・ピリピリするなどの刺激を感じやすい状態です。そんなとき、どのような基準で化粧水(ローション)を選べばいいのかわからない方も多いことでしょう。
そこでこの記事では、敏感肌の方に知っていただきたい化粧水の選び方や、敏感肌になる原因と対策、肌にやさしいスキンケアについて解説していきます。
敏感肌用の化粧水は、普通の化粧水と何が違うのでしょうか。主な違いについて、2つのポイントにまとめて紹介します。
敏感肌は、肌の表面にある角層が乱れ、バリア機能が低下した状態です。バリア機能とは、角層が肌を外部刺激から守ろうとする機能のこと。バリア機能が低下していると肌の内部に外部刺激が入り込みやすくなり、赤みやひりつきといった肌トラブルに繋がります。
バリア機能の低下は、ストレスや心身の疲労、生活習慣の乱れといった内的要因や、乾燥や紫外線といった外的要因が原因です。
敏感肌用化粧水には、低下したバリア機能をサポートするための保湿成分や有効成分が配合されていることがほとんど。バリア機能をサポートし、すこやかな肌を目指します。
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敏感肌用化粧水は、肌トラブルが発生しないかなどの観点から、さまざまなテストを実施しています。
アレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません) | 皮膚に対するアレルギー性を評価するために行います。原料や製品などの物質を背部に閉塞貼布を繰り返し、皮膚に反応が出るかを確認することでアレルギー性を評価します。 |
敏感肌の方の協力によるパッチテスト |
皮膚に対する刺激性を評価するために行います。 敏感肌の方にご協力いただき、パッチテスト用絆創膏に原料や製品をのせ、二の腕の内側や背中に24時間または48時間貼付。絆創膏を剥離した後に赤みや腫れなどの反応の有無を観察して判定します。 |
敏感肌の方の協力による連用テスト済み(全ての方の肌に合うというわけではありません) | 敏感肌の方にご協力をいただき、実際に自宅で数週間商品を使った後に、肌にトラブルが出ることなく使用できているかを医師が判定します。 |
全顔に使用して肌が荒れてしまわないよう、使用する際は化粧水を手や顔に少量付けて、赤みやひりつきがないかチェックしてみましょう。
サンプルやテスターを使うなど、肌との相性を見てから購入するのがおすすめです。
肌が敏感なときは、スキンケアアイテムを選ぶのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
ここからは、肌が敏感状態のときに気にしておきたい商品選びのヒントをご紹介します。敏感肌の方も、タイミングによって肌がデリケートになる方も、どんな化粧水を選んでいいかわからなくなったときは、ぜひ以下の項目をチェックしてみてください。
敏感肌には、ある一定の成分が刺激に感じてしまうことが多くあります。
化粧水に刺激が強い成分が含まれている場合、肌が敏感なときにピリピリ感を誘発することがあります。新しい商品を試したいときは、刺激をもたらす成分を避けた処方であるかを確認しておくと安心です。
敏感肌の悩みは、ただ肌が敏感なことだけではありません。角層が乱れ、バリア機能が低下した肌は、しわ、ハリ不足、くすみ、テカリ、ニキビなど、さまざまな肌悩みも引き起こしやすい状態です。
敏感肌向け商品の中には、高保湿、美白、エイジングケアといった肌悩みにアプローチできるものもあります。ご自身の肌悩みやなりたい肌に合わせて選ぶのもひとつのポイントです。
化粧水のテクスチャーは商品によってさまざま。水のようにシャバシャバとしたものもあれば、とろみが強いもの、ジェル状のものなど幅広く展開されています。
その中でも敏感肌の方には、とろみがあり、肌になめらかになじむテクスチャーの化粧水がおすすめです。敏感肌にとって肌への摩擦は大敵。とろみのあるタイプなら、みずみずしいうるおいで肌を包み、力をかけずにやさしくなじませることができます。
肌が敏感なときでも心地よく使えるかどうか、サンプルやテスターで確認してみるといいでしょう。
ディセンシアは、ポーラ・オルビスグループの敏感肌ブランドです。創業以来、ポーラ化成研究所と連携して研究・開発を続けています。
長年培ってきた敏感肌研究に基づき、度重なる試行錯誤の末に、肌の最表層を整えすこやかな角層へと導く独自技術を開発しました。
ディセンシアシリーズ |
季節の変わり目や体調によってゆらぎやすくなるなど、大人ならではの肌変化を感じ始めた人におすすめのエイジングケア※シリーズ。角層をととのえることで、ゆらぎがちな大人の肌をケアし、エイジングにもゆらぎにも負けない肌を叶えます。 ※ 年齢に応じたケアのこと |
サエルシリーズ |
敏感肌の美白※1へ徹底的にアプローチする、高保湿美白シリーズです。 乾燥などを感じると、それが肌荒れを引き起こすだけでなく「シミ※2・くすみ※3も目立たせる大きな要因になっている」という事実に着目。 すこやかな透明感あふれる肌へと導きます。
※1 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐこと |
つつむシリーズ | ディセンシアのなかでも、特に敏感状態に悩んでいる方におすすめのシリーズ。バリア機能が低下している角層を優先的にケアすることで、ゆらぎのない美しさへと導きます。 |
上記3つのシリーズから、それぞれおすすめの化粧水を紹介します。
敏感肌用化粧水「ディセンシア ローション」は、うるおいを閉じこめる高保湿化粧水です。
保湿成分と美容成分の絶妙なバランスで、まろやかなとろみが崩れながらやさしく肌に浸み込む※2、独自の「ハイドロキープ処方」を採用。
さらに、キメの乱れやハリ不足などのエイジングサイン※3にアプローチする美容成分も贅沢に配合。ハリとうるおいのあるやわらかな肌へと導きます。
合成香料不使用、無着色、アルコール不使用、アレルギーテスト済み※4、敏感肌の方の協力による連用テスト済み※5です。
※1 年齢に応じたケア
※2 角層まで
※3 キメの乱れ、ハリ不足、乾燥など
※4 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません
※5 全ての方の肌に合うというわけではありません
ディセンシア ローションを使用したお客さまのレビュー
昨年から乾燥に悩まされスキンケアを見直していました。あれこれ化粧品を試してみましたが、どれも私に合わず、なかなか決められませんでした。そしてこちらのお試しを購入しました。たった一回で良さを感じました。やわらかな使い心地で、このローションの肌なじみがとても好きです、かなりの乾燥肌なのであまりさっぱりするのは不安になるのですが、これは本当に丁度いい。素晴らしいです。これを使用してからお手入れに迷うことはなくなりました。明るく艶っぽいローションも気に入っています、これからも使い続けていける様な気がします。定期購入で暫く使います。本当に感動しています。
これまで肌トラブルが多く化粧品もあれこれ試してきましたが、Decenciaにしてからはもうずっとこれを使い続けていきたいと思っています。肌のお手入れに対する姿勢が変わり、日々のメイクは日焼け止めにパウダーで済ませるようになりました。商品の使い心地はもちろん、続けやすい価格もありがたいですし、サポートの対応もとても親切で、何もかも気に入っています!これからもずっとお世話になります!
敏感肌特有のシミ※2メカニズムに着目した美白※1ケアローション。肌なじみの良いみずみずしいテクスチャーがごわついた肌にもすっと浸透※3。
美白※1有効成分「アルブチン」配合で、シミ※2ができる前に先回りしてメラニンの生成を抑え、明るく透明感のある肌印象へ導きます。敏感肌ケアだけでなく、シミ※2やくすみ※4のケアにもしっかりアプローチします。
ごわついた肌にもすっととけこむ、肌なじみのいいみずみずしいテクスチャー。
合成香料不使用 、無着色、アルコール不使用、アレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません)、 敏感肌の方の協力による連用テスト済み(全ての方の肌に合うというわけではありません)
※1 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐこと
※2 日やけによるもの
※3 角層まで
※4 乾燥などによる肌印象のこと
サエル ホワイトニング ローション コンセントレートを使用したお客さまのレビュー
敏感肌で、美白系のスキンケアは合わない事もありましたが、こちらはオールシーズン使えました!手に取るとしっとりしているけど、重たく無く使い心地はさっぱり。香りも良く、スーッと肌になじんでいく感じがします。美容液、クリームもサエルを使用していますが、冬でもしっとりした使い心地なので、本当に大好きなアイテムです。
外の仕事をしているので、紫外線が気になってこの商品を使ってみました。
さっぱりしているのに、肌に密着している感じが気持ちいいです。子供も使っていますが、気持ち良いと絶賛しています。
乾燥が気になる敏感な肌をうるおいで満たす、高保湿ローションです。
敏感肌に不足しやすいセラミドと5種のアミノ酸を配合することで、肌にうるおいをプラス。さらに、水分を逃げにくくするエモリエントプール成分が角層に保水効果をもたらし、肌本来の保水機能をサポートします。
無香料・無着色、アルコール不使用、アレルギーテスト済み※1、敏感肌の方の協力による連用テスト済み※2と、敏感状態でも使いやすい処方を徹底しています。
※1 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません
※2 全ての方の肌に合うというわけではありません
つつむ ローションセラム Eを使用したお客さまのレビュー
子供の頃から超敏感肌。こちらのシリーズに出会って気づきました。使い出してから確信に変わりました。もう数年使っていますが今はこれ一筋です。
トロッとしている使用感が使いやすく手で押さえて馴染ませると翌日が楽しみに!
超敏感肌の方にぜひおすすめしたい商品です。
本来敏感肌です、マスクも欠かせない毎日。日々鬱々としていましたが、このシリーズは違いました!使用感がやさしく、本当に包んでくれるようなのです。
妹(38)も試しに使ってみたいと貸したのですが、あまりのやさしい使用感に「これ一本でお手入れ完結する勢い」と言っていました。
私自身は使い続けて4年以上経ちますが、今のところ基礎化粧品を変えるつもりはありません。これからも宜しくお願い致します。
化粧水を使うときの注意点を紹介します。肌が敏感なときは、とくに注意してみてください。
適正量より少ない量だと、その化粧水の効果が十分に発揮できない可能性があります。また、肌の摩擦刺激につながり、敏感状態を引き起こす原因となります。
商品ごとの適正量は、商品パッケージなどに記載されています。必ず使用前に確認して、正しい量を使う習慣をつけましょう。
手で顔をごしごしとこするように塗ってしまうと、摩擦が肌への刺激になってしまいます。化粧水を手のひらにとって顔全体になじませたら、手のひら全体で顔をつつむように覆い、やさしくハンドプレスしましょう。
化粧水を手のひらでなじませることによって、日々自分の肌に触れる習慣ができます。自分の肌に触れ、肌と対話する習慣が、心と体のゆらぎを整え、スキンケアの効果を高めます。
心地いい圧をかけながら、ゆっくりとした動きでなじませましょう。
化粧水を手のひらにとり、人肌であたためることで、肌へのなじみが一層高まります。
今回はディセンシアでおすすめしている方法を紹介しましたが、商品によっては使用方法が異なることもあります。新しい化粧水を使用する際は、商品パッケージや公式サイトで適切な使い方をチェックしておきましょう。
普段は健康な肌でも、外的・内的要因により肌のうるおいバランスが乱れバリア機能が低下することで、一時的に敏感肌に傾いてしまうことがあります。
ここからは、敏感肌になる原因を外的要因・内的要因・誤ったスキンケアの3つにわけて解説。それぞれの解決策についてもご提案いたします。
外的要因とは、体の外から受ける刺激のことをいいます。肌への刺激となる外的要因には、主に以下のようなものが挙げられます。
紫外線や花粉の量、空気の乾燥、エアコンによる室内の乾燥度合いなどは、季節によって異なります。
また、季節の変わり目は気温や湿度の変化が激しく、バリア機能が乱れやすい人が多いタイミングです。
上記で挙げた外的要因については、以下のような対策がおすすめです。
内的要因とは、ストレスや生活習慣など、体の中から起こる変化のことをいいます。主に考えられる要因は以下の通りです。
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肌が乾燥する原因とは?乾燥悩みを卒業するために今日からできるケア方法・予防策
日々忙しく過ごしていると、上記のような内的要因が敏感状態を引き起こしやすくなっている可能性があります。
上記のような体・心の乱れを感じている場合、リラックスした時間を過ごし、自分らしさを取り戻すことが大切です。
体も心もリラックスするためには、以下のような方法を実践してみるといいでしょう。
一度にすべてを取り入れるのではなく、無理なく少しずつでOK。自分に合うものを、自分のペースで取り入れてみてください。
誤ったスキンケア方法を続けていると、肌に負担がかかり、バリア機能の低下につながることがあります。以下に心当たりがある場合は、スキンケア方法を見直してみましょう。
敏感肌の原因も思い当たらない、スキンケアアイテムを変えるなどしても肌の敏感状態が改善しないときは、皮膚科などの専門医で適切な治療を受けることをおすすめします。
敏感肌ケアが気になるなら、肌に負担の少ない化粧水を選ぶことがおすすめです。
肌に刺激の少ない成分を配合している、テスト済み商品であるなど、記事の前半で紹介した項目をぜひチェックしてみてください。
テクスチャーや肌との相性については、実際に使ってみないとわからないところ。本品を買う前に、トライアルキットなどで試してみることをおすすめします。
ディセンシアでは、なりたい肌にあわせて美容液が選べるセットをご用意しています。
初回のみのお得なセットとなっておりますので、まずここから試してみてはいかがでしょうか。
ここからは、敏感肌に関するよくある質問にお答えしていきます。
化粧水を付けることで肌に刺激を感じたときは、ただちに使用を控えたほうがいいでしょう。そのまま使い続けると、肌の状態が悪化する可能性があります。赤みやひりつきといった炎症がひどい場合は、皮膚科医などの専門医に相談してください。
敏感状態のときは、摩擦を避けることが大切です。肌に刺激を与えないよう、スキンケアは以下に注意して行いましょう。
ほとんどの敏感肌用化粧水はアルコールフリー、無香料・無着色など、肌の刺激になりにくい原料を厳選して作られています。