あなたは何肌?と聞かれた時に、みなさまどうお答えですか?
皮膚科学の視点では肌の種類は4種類。普通肌、乾燥肌、脂性肌、脂性乾燥肌です。あれ?敏感肌は?と思われるかもしれませんが、実は敏感肌は特別な肌質ではなく、誰でも起こりうる肌状態なのです。
夏から秋への季節の変わり目に、改めて「敏感」という肌状態のことを知っていただけたらと思います。
先日実施したディセンシアの調査で、赤みやひりつき、かゆみ、カサつきなどの敏感状態を示す不調を実感しながらも、自分の肌が「敏感肌」という認識がない方が多いということがわかりました。
たとえば酷暑や紫外線、花粉などの外部環境や、ストレスや睡眠不足、PMSや更年期、妊娠出産などによるホルモンバランスの変化、ダイエット、美容医療のダウンタイムなどさまざまな要因で、肌は敏感状態に陥ってしまいます。
つまり敏感肌は、特別な肌ではなかったのです。
来たる9月5日には、ディセンシア創業時から17年間ずっとご好評をいただいてきた高敏感※用シリーズ“つつむ”が、ついにリステージするというニュースも。新製品、新色、新成分、と何かと「新」の話題が多い化粧品業界ですが、今回は、これまでの愛用者のみなさまからいただいた「せっかく肌に合っている化粧品がリニューアルしてしまうことへの不安」のお声を重視し、あえて処方を変えず環境にも配慮し、パッケージの変更やリフィル化などのみを進化させます。ジェンダレスかつエイジレスに、使いやすくなりますので、こちらもどうぞご期待ください。
※肌荒れが長期間続く、あるいは、繰り返すことが多い肌のこと
体調や気分に、毎日変化があるように、その日の肌にはその日の調子があります。特に酷暑の疲れも出てくるこのタイミングは、肌がフラフラと不安定になりやすい時期。もしも自身の敏感状態に気づいたら、そのまま放置せず落ち着かせることに専念を。
たとえば風邪を引いた時にステーキやナマモノなどを控えて胃腸にやさしい食事を摂って休むように。敏感状態を都度察知して適切なケアをし、その状態を脱することは、その先の確実な美しさへとつながります。それはつまり、エイジングケア※の一手ともなるということ。
どうぞ、自分自身を丁寧にケアして過ごしてくださいね。
※年齢に応じたケア
Vol.02
2024年 盛夏