私は敏感肌?肌質・肌状態の見分け方と原因・すこやかな肌を目指す方法
「自分は敏感肌なのか、それとも別の肌トラブルを抱えているのか?」「すこやかな肌にするには、どのような対策をすればよいのか」。
このように、自身の肌質(肌性)や肌状態、ケア方法が分からない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、敏感肌の見分け方や敏感肌になる原因、おすすめのスキンケアシリーズを解説します。自身の肌状態を理解して、すこやかな肌に整えたい方は、ぜひご覧ください。
敏感肌とはどんな状態?
まずは、敏感肌がどのような肌状態なのかを解説します。
敏感肌とは、肌の一番外側にある「角層」と呼ばれる、私たちが普段見ている肌の表面の層が乱れた状態です。肌のうるおいが逃げやすく、バリア機能が低下している状態を指します。
バリア機能の低下により、肌のターンオーバーが乱れると、角層のコンディションが乱れ、さらに敏感状態が悪化する、という悪循環に陥ります。
角層が乱れた状態だと、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。
- 暗く、くすんでいる※
- 硬くてごわつく
- 色ムラが目立つ(赤み、黄み)
- 小ジワ、毛穴が目立つ
- ハリがない
※ 乾燥による
角層が整っている肌は、肌表面がなめらかで、さわり心地もしなやかでやわらか。光を正しく反射するため、明るく透明感がある肌印象です。
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角層は外部からの刺激から肌を守る重要な役割を担う
次に、角層の役割を解説します。
角層とは、肌の最も表面にある0.02mmの薄い膜のことを指します。薄い膜ではありますが、角層が乾燥や紫外線などの外部刺激から守る役割や肌内部のうるおいをキープする機能を持っており、すこやかな肌を保つために重要です。
すこやかな肌の角層は、角層細胞がしっかりと成熟し規則正しく並んでいて、その間が細胞間脂質といううるおいで満たされています。
一方で、敏感肌の場合は、角層細胞が未熟で面積が小さいため、隙間があいてしまいます。この隙間から細胞間脂質がにげやすくなり、さらに、外部の刺激が入りやすい状態です。そのため、ヒリヒリや赤み、かさつきといったさまざまな肌不調が引き起こされます。
敏感肌の方は、バリア機能をサポートし、角層を整えるケアが大切です。
▼角層の働きや役割について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェック

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敏感肌の見分け方
敏感肌かどうかを見分けるためには、以下の5つのチェックリストを確認しましょう。
- カサつきやすく乾燥している
- ヒリヒリ・ピリピリする
- 赤みやかゆみが気になる
- タオルやパフの刺激で肌が赤くなりやすい
- 季節や体調の変化で肌が不安定になりやすい
このなかで、1つでも当てはまれば肌が敏感状態に傾いているといえるでしょう。普段は敏感肌だと自覚することがない人も、気温の変化やストレス、摩擦などの刺激などがきっかけで敏感肌に陥ることがあります。
肌質(肌性)と肌状態の違い
ここまで紹介してきた「敏感肌」は、肌状態のことを指します。
肌質(肌性)と肌状態を同じ括りとして認識している方も多いのですが、一般的に言われている「肌質(肌性)」(乾燥肌、脂性肌、混合肌、普通肌)は、うるおいバランスを分類した肌タイプのことを指し、敏感肌は、刺激を受けやすくなった「肌状態」のことを指すので、まったくちがうものです。
- 肌質(肌性):水分と油分のバランスで分類した肌タイプのこと
- 敏感肌:角層が乱れてバリア機能が低下した肌状態のこと
つまり、乾燥肌・脂性肌など、どのような肌質(肌性)であっても、さまざまな要因でバリア機能が低下すると、敏感肌にもなりうる、といえます。
よく、「敏感肌」は肌質(肌性)のひとつ、と勘違いされやすいですが、実は全くちがうもの、と覚えておくとよいでしょう。
【乾燥肌・脂性肌・混合肌・普通肌】肌質(肌性)の見分け方
肌質(肌性)の「違い」は、肌の水分量と皮脂のバランスで決まります。例えば、水分も皮脂も少ないと「乾燥肌」、水分も皮脂も多ければ「脂性肌」となります。
以下で、乾燥肌・脂性肌・混合肌・普通肌の見分け方を見ていきましょう。
- 乾燥肌:メークノリが悪い、肌のゴワつきが気になる、小ジワが目立つ
- 脂性肌:テカリやすい、毛穴がつまる、ニキビができやすい
- 混合肌:Tゾーンはテカる、頬やあごのUゾーンは乾燥している
- 普通肌:肌の水分と皮脂のバランスが整っていて、肌の状態が安定している
脂性肌も乾燥肌も、「うるおいバランスを整える」という基本のスキンケアの対応は同じです。肌状態と相談しながらケアしていきましょう。
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敏感肌になる原因
どのような肌質(肌性)でも、誰でも敏感肌になる可能性があります。
ここではさまざまな原因を紹介していきますが、どれかひとつではなく、複数が原因となり敏感肌になっている可能性もあるでしょう。
外的要因
外的要因とは、体の外側から受けるダメージを指します。
- 外気の乾燥
- エアコンによる室内の乾燥
- 紫外線
- 花粉
- 黄砂
- PM2.5(工場や自動車などから排出されたばい煙や粉塵)
- マスクや衣類による摩擦 など
内的要因
内的要因とは、体の内側から受けるダメージを指します。
- ホルモンバランスの乱れ
- 睡眠不足
- 食事の栄養の偏り
- ストレス など
これらの外的・内的要因に心当たりがある方は、肌のバリア機能が乱れると、どなたでも敏感肌になる可能性があります。
敏感肌の対策方法
敏感肌の対策方法は、以下のようなものが挙げられます。
- 刺激になる成分が含まれていない化粧品を使う
- しっかりとうるおいを与える
- 紫外線対策をする
- クレンジング・洗顔の摩擦を少なくする
- 栄養バランスを考えた食事をする
- 質のよい睡眠をとる
- 心身をリフレッシュする
以下でくわしくみていきましょう。
刺激になる成分が含まれていない化粧品を使う
敏感肌の場合は、肌への刺激になる成分が含まれていないアイテムを選ぶとよいでしょう。
合成香料不使用・無着色・アルコールフリーといった記載があるアイテムや、敏感肌向けに開発されたアイテムは、肌への刺激が少ない傾向にあります。
可能であれば、サンプルやトライアルセットを活用して、肌に合いそうかチェックしてみるとよいでしょう。
しっかりとうるおいを与える
スキンケアをする際は、肌に水分を与えて油性の乳液やクリームでフタをします。化粧水・美容液・クリームのように種類が異なるうるおいを、何層にもミルフィーユ状に重ねてうるおいを与えることでうるおいが逃げにくくなり、肌に必要なうるおいバランスを保ちます。
メーク前のスキンケアも十分に行い、肌に適切なうるおいを与えてください。より乾燥が気になる方は、とてもしっとりと記載されているアイテムを選ぶのもおすすめです。
紫外線対策をする
春夏の紫外線量が特に多いイメージを持つ人が多いですが、秋冬でも、真夏に比べて量は少なくなるものの、絶えず紫外線は降り注いでいます。一年中紫外線対策を行いましょう。
日やけ止めやUVカット効果のある化粧下地を使ったり、帽子や日傘、アームカバーなどを活用したりして紫外線を防ぐことで肌への刺激を少なくしましょう。
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洗顔・クレンジングの摩擦を少なくする
スキンケアの際には、肌ヘの摩擦をできるだけ軽減するよう意識しましょう。
クレンジングを選ぶときは、クッション性が高いクリームやジェル状のクレンジングがおすすめです。できるだけ指が顔に直接あてて擦らないようにやさしくメークオフしましょう。
洗顔では、たっぷりと濃密な泡を作り、顔の上で泡を転がすように洗うことで摩擦を軽減できます。
さらに、敏感状態が気になるときは、洗浄力が高すぎるものや、物理的に古い角層細胞をはがすようなピーリングなどのアイテムは刺激になる場合があるので避けましょう。
栄養バランスを考えた食事をする
栄養の偏りや暴飲暴食は、肌に影響を及ぼす可能性があります。
たんぱく質や脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルといった栄養バランスに配慮しながら食事をしましょう。
食事の量が過度に多い、または少ない場合も、栄養バランスが偏る原因になりますので注意が必要です。
家事や仕事などで忙しいと、つい食事をする時間が取りづらかったり、バランスを考えられなくなったりすることもあるかもしれません。近ごろはコンビニでも栄養バランスに配慮した商品があります。自分のできる範囲で取り入れてみてください。
質のよい睡眠をとる
睡眠不足や質の低い睡眠は、血行不良を引き起こし肌に充分な栄養が行きわたらないため、肌のコンディションに影響を与えます。
ただ長時間睡眠をとるのではなく、質のよい睡眠をとることがポイントです。
決まった時間に寝て起きることや、寝る前にスマートフォンを見るのを控えること、夜になったら部屋の明かりを暗くするなど、快適な睡眠をしやすい環境をつくりましょう。
心身をリフレッシュする
心身が疲労すると、ストレスやホルモンバランスの乱れの原因となり、肌の不調につながります。
リフレッシュ方法はさまざまです。例えば、アロマやストレッチ、ヨガ、ヒーリングミュージック、入浴などリラックスタイムを過ごすことでリフレッシュできる人もいる一方、筋トレやスポーツなどアクティブに過ごすことでストレスを発散できる人もいます。
疲労やストレスが限界を迎える前に自分にあった方法を見つけ、定期的にリフレッシュをしましょう。
敏感肌の方におすすめのディセンシアのスキンケアシリーズ
ディセンシアは、ポーラ・オルビスグループの敏感肌ブランドです。
創業以来、ポーラ化成研究所と連携して研究・開発を続けています。長年培ってきた敏感肌研究に基づき、度重なる試行錯誤の末に、肌の最表層(角層)を整え、すこやかな肌へと導く独自技術を開発しました。
ここからは、敏感肌の方におすすめの「つつむシリーズ」と「ディセンシアシリーズ」の2つのシリーズをご紹介します。
繊細な肌をうるおいでやさしくつつむ「TSUTSUMUシリーズ」
特に敏感肌で悩む方にとっておすすめなのが「つつむシリーズ」です。
乾燥や紫外線などの刺激に敏感になっている肌をうるおいでやさしく包み、バリア機能が低下している角層をケアして、本来のすこやかな肌に導きます。
敏感肌のことを考えて処方設計を徹底し、無香料、無着色※、アルコール不使用です。
※デイモイスチャーヴェールは除く
エイジングケア※と敏感肌ケアを「DECENCIAシリーズ」
敏感肌のケアに加えてエイジングケア※も気になっている方には、「ディセンシアシリーズ」がおすすめです。ディセンシアシリーズは、角層起点のエイジングケア※発想にこだわったスキンケアシリーズ。
大人ならではの敏感な角層をうるおいでやさしく満たし、しなやかなハリツヤ満ちる肌へと導きます。
敏感になった肌にうるおいを与えながら、シミ・シワ・ハリ不足で悩む方に使っていただきたいシリーズです。
※年齢に応じたケア
よくある質問
ここでは、敏感肌の見分け方に関するよくある質問とその答えを解説します。
自分が敏感肌かどうかを見分ける方法はありますか?
ご自身が敏感肌かどうかが分からない方は、以下のチェックリストが当てはまるかを見てみましょう。
- カサつきやすく乾燥している
- ヒリヒリ・ピリピリする
- 赤みやかゆみが気になる
- タオルやパフの刺激で肌が赤くなりやすい
- 季節や体調の変化で肌が不安定になりやすい
上記の5つのうち1つでも当てはまったら、敏感肌状態といえるでしょう。
自分の肌タイプを見分ける方法はありますか?
肌タイプは、以下の4つの種類があります。
- 普通肌:皮脂の分泌量と水分量が適度にある
- 脂性肌:テカリやすい、毛穴がつまる、ニキビができやすい
- 乾燥肌:メークノリが悪い、肌のゴワつきが気になる、小ジワが目立つ
- 混合肌:Tゾーンはテカる、頬やあごのUゾーンは乾燥している
このように、それぞれの肌タイプの見分け方があるので、どれがいちばん当てはまるかで見分けるとよいでしょう。
敏感肌の場合どのようなスキンケアをするのがよいですか?
- 刺激になる成分が含まれていない
- しっかりとうるおいを与える
- 紫外線対策をする
- クレンジング・洗顔の摩擦を少なくする
- 栄養バランスを考えた食事をする
- 質のよい睡眠をとる
これらのスキンケアや生活を心がけることで、敏感肌の対策へと繋がります。
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