敏感肌や脂性肌の原因・対処法。大人も悩む皮脂やニキビのケア方法
敏感肌や脂性肌、あるいは両方で悩む人は多いもの。「どのように違うのか?」と疑問に思うかもしれませんが、敏感肌は「肌状態」を指す言葉であり、脂性肌は「肌質」を指す言葉。単純に比較することは難しいため、それぞれについて正しい知識をもち、対策することが大切です。
今回は「そもそも敏感肌についてよくわからない」、「自分の肌質が本当に脂性肌なのか分からない」といった方のために、敏感肌と脂性肌について解説します。
敏感肌や脂性肌になる原因や気をつけたいスキンケアのコツについてもご紹介します。
敏感肌とはバリア機能が低下して刺激を受けやすい肌のこと


敏感肌とは、さまざまな要因で肌表面の角層が乱れ、肌のバリア機能が低下してうるおいが逃げやすくなっている状態の肌のことを指します。
敏感肌になる要因は人によりさまざまであり、誰にでも起こる可能性があります。
敏感肌になると、クレンジングや洗顔、スキンケアの際にヒリヒリしたり赤みが出たりします。
敏感肌になる原因
敏感肌になる原因は、外的要因によるものと、内的要因によるものの2種類に分けられます。
- 外的要因の例:
外気の乾燥、室内の乾燥、紫外線、花粉や黄砂、マスクや衣類による摩擦 - 内的要因の例:
ホルモンバランスの乱れ、睡眠不足、栄養の偏り、ストレス、疲労の蓄積
原因は1つとは限らず、複数の要因が影響することもあります。
脂性肌とは皮脂が過剰分泌された肌質のこと
肌質は主に乾燥肌、混合肌、普通肌、脂性肌の4つに分けることができます。
脂性肌はオイリー肌とも呼ばれ、さまざまな要因で皮脂が過剰分泌してしまい、ベタつきや黒ずみ、ニキビなどが発生しやすい肌質のこと。
額や鼻などのTゾーンに皮脂が出やすく、化粧崩れの悩みを持つ方も多くみられます。
肌の水分と油分のうるおいバランスが乱れた結果、肌のバリア機能が低下するため、中には脂性肌と敏感肌の両方に悩まされるという方も。
また、皮脂が過剰に分泌されることで毛穴が詰まり、大人であってもニキビができやすい肌質でもあります。
脂性肌になる原因
皮脂の分泌量は20代をピークに減少していきますが、30代以降でも脂性肌に悩まされる方もいます。
肌は、水分と油分のバランスで成り立っています。一般的に大人の肌は、水分や皮脂の分泌が少なくなり乾燥に傾きやすいとされています。しかし水分が不足してバランスが乱れると、相対的に皮脂の量が多くなるため、べたつきを感じ、脂性肌になることがあるのです。
さらに、脂性肌で肌のバリア機能が低下した場合、敏感状態の肌に傾き、赤みやブツブツが発生することもあります。バリア機能の低下は、ターンオーバーの乱れを招き、皮脂や古い角層が毛穴に詰まり、ニキビもできやすくなります。
敏感肌・脂性肌の方が知っておきたいスキンケアのコツ
敏感肌や脂性肌は、誤ったスキンケアをすることにより悪化してしまうこともあります。
ここからは、敏感肌や脂性肌の方が知っておきたいスキンケアのコツについてご紹介します。
化粧水で水分を補う
脂性肌であっても、化粧水で水分を補うことは大切です。
皮脂が過剰に分泌されていても、部分的に乾燥が気になることがあります。
肌が乾燥すると、皮脂でベタつくのに、かさつきも目立つという悪循環に陥ることも。適切な水分を補うことで、肌の水分と油分のバランスを整えることができます。
また、バリア機能は水分が不足すると低下します。化粧水で適切に水分を補うことで、バリア機能をサポートし、すこやかな肌を保つことができます。
油分が少ないタイプで、保湿成分が配合された化粧水を選ぶのがよいでしょう。
脂性肌でもクリーム・乳液を使う
脂性肌の方はベタつきが気になるため、化粧水だけでケアを済ませてしまい、クリームや乳液のような油分を含むスキンケアアイテムを使わない方もいるでしょう。
しかし、脂性肌で敏感肌の場合、肌表面はベタついていても肌自体のうるおいが足りず、乾燥状態になっていることもあります。
脂性肌の方は、まずは化粧水で水性のうるおいをたっぷりと補給しましょう。そのあと、乳液やクリームに含まれる油分を重ねることにより、水分が逃げてしまうことを防ぐことができます。


化粧水の後に美容液や乳液を重ね、水分と油分をミルフィーユ状に肌につけることで、うるおいの層ができ、水分が逃げにくいようにサポートしましょう。うるおいの層をつくることにより、乱れた肌のターンオーバーを支え、低下したバリア機能をサポートすることができます。
また、スキンケアアイテムはベタつくからといって使用量を減らすと肌の摩擦につながります。適量を守り摩擦を避けることも大切です。
肌への刺激になる成分を避ける
脂性肌の方は肌表面のベタつきが気になるため、さっぱりさせたいという方も多いでしょう。そのため、清涼感のある成分など肌に刺激を与えかねないスキンケアをしてしまう可能性もあります。
通常の肌状態であれば使用しても大きな問題はない成分も、刺激を感じやすい敏感肌の方の場合は注意が必要です。
事前にスキンケアアイテムのパッケージなどを確認し、肌に刺激になる原料が含まれていないかどうかや、アレルギーテストを実施しているかどうかをチェックしましょう。
すすぎ残し・整髪料はしっかり洗い流す
メークが十分にオフできていなかったり、洗顔料やクレンジング剤が肌に残っていたりする場合、それらの成分や汚れが毛穴につまり、ニキビなどの原因になります。
また、洗顔料だけでなく整髪料にも同じことが言えます。整髪料がついた髪が肌に触れることにより、整髪料に含まれる成分が毛穴をふさぎ、結果的にニキビなど肌荒れの原因となります。
洗顔料やヘアケアアイテムのすすぎ残しは、敏感肌や脂性肌で悩んでいるとき以外にも常に気をつけたいポイントです。


紫外線ケアを十分に行う
紫外線も肌刺激の原因となります。紫外線ケアが十分ではない場合、紫外線による肌ダメージを受けて肌表面の角質が乱れ、バリア機能が低下します。
バリア機能が低下することにより、肌のターンオーバーが乱れて乾燥したり、肌に蓄積された古い角層による毛穴づまりによってニキビができるなど、ベタつきや敏感状態が発生しやすくなります。
日やけ止めをこまめに塗る、帽子や日傘を使うなどの紫外線対策をしっかり行いましょう。
敏感肌・脂性肌の方が避けたいスキンケアの方法
スキンケアは与えれば与えるほど肌によいと思う方もいるかもしれません。
しかし、過剰なスキンケアが、実は敏感肌や脂性肌の症状を招いてしまっていることもあります。
ここでは、敏感肌の方や脂性肌の方が注意したいスキンケアの方法をご紹介します。
メークオフ・洗顔で摩擦を与える
脂性肌の方は、皮脂を落としたいという理由から、メークオフや洗顔の際に肌をゴシゴシこすってしまいがち。
敏感に傾いた肌状態だと、少しの摩擦でも刺激を感じてしまうため、注意が必要です。
メークオフはクッション性の高いクリームやジェルを使い、肌の上でくるくるとらせんを描くように、やさしくメーク汚れとなじませます。洗顔は濃密な泡を肌の上で転がすように洗い、摩擦刺激を極力おこさないようにしましょう。
ピーリングなどの物理的なケア
古い角層を取り除くピーリングや、貼って剥がすパックなどのアイテムは、敏感肌の方には強い刺激になる可能性があるので、できるだけ避けるようにしましょう。
まずは肌に刺激が少ないアイテムでメークオフや洗顔をし、化粧水、美容液、クリームとうるおいを何層にも重ねる基本のスキンケアを行うことが大切です。
敏感肌・脂性肌の方が改善したい生活習慣
肌のすこやかさ・美しさは日々の生活習慣にも大きく影響されます。
ここでは、敏感肌や脂性肌の方が気をつけたい生活習慣に関するトピックスを紹介します。
脂質・糖質が多すぎる食事を避ける
脂質や糖質が多い偏った食事は、肌にさまざまな悪影響を及ぼすことがあります。以下にその具体的な影響をいくつか挙げます。
皮脂の過剰分泌:
脂質や糖質の多い食事は皮脂の分泌を促進し、肌が脂っぽくなる原因となります。
ニキビができやすくなる:
栄養が偏った食事をとると、ビタミンやミネラルなどの栄養素が欠乏し、ニキビなどの症状が出ることもあります。
乾燥を招きうるおいバランスが乱れる:
偏った食事は栄養バランスを崩し、肌の保湿機能を低下させることがあります。
便秘による肌への悪影響:
何日も便秘が続くと、腸内の悪玉菌が増えて有害物質が発生します。有害物質が体内に吸収されると、血行不良を起こしたり、肌のターンオーバーを阻害してしまいます。偏った食事は肌への影響があるため、栄養バランスの整った食事を心掛けましょう。
疲労・ストレスをためない
疲労やストレスが蓄積されると、自律神経が乱れて血行が悪くなります。結果、肌に栄養が行きわたらず、ターンオーバーが乱れ、敏感状態の肌に。
自分に合う疲労やストレスを軽減する方法を見つけ、都度発散しつつ蓄積しないように気をつけましょう。
ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンには「卵胞ホルモン(エストロゲン)」「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の2種類があります。
卵胞ホルモン(エストロゲン)は 女性らしさを育むホルモン。肌に潤いやハリを与え、新陳代謝を活発にする働きがあります。
黄体ホルモン(プロゲステロン)は 妊娠の準備を整えるホルモン。体温を上昇させ皮脂分泌を促す働きがあります。
これらのバランスが乱れると、肌トラブルを引き起こす原因に。
生理前になると黄体ホルモンが増加し、肌の皮脂量が多くなるため、べたつきを感じたりニキビができやすくなります。
ほかにも、ストレスや更年期などでホルモンバランスが乱れると、肌のターンオーバーが乱れやすくニキビや肌あれの原因になります。
大人の敏感肌の悩みにアプローチ
「DECENCIA(ディセンシア)シリーズ」

ディセンシアシリーズは、肌表面の角層を整えることで乱れた肌のターンオーバーをサポートし、すこやかな肌を目指すスキンケアシリーズです。ゆらぎやすい敏感肌の方はもちろん、すこやかな角層に整えることで、べたつきや大人の肌あれ予防などさまざまな悩みにアプローチします。
そんなディセンシアシリーズの中でも、脂性肌の方におすすめのアイテムを2つご紹介します。
うるおいを閉じ込める高保湿化粧水「ディセンシア ローション」

敏感肌用化粧水「ディセンシア ローション」は、まろやかなとろみがやさしく肌になじむ高保湿化粧水です。
保湿成分と美容成分の絶妙なバランスで、とろみが崩れながら肌に浸み込む※1、独自の「ハイドロキープ処方」を採用。とろみはありつつ、べたつかないテクスチャーです。
さらに、キメの乱れやハリ不足などのエイジングサイン※2にアプローチする美容成分も贅沢に配合。ハリとうるおいのあるやわらかな肌へと導きます。
合成香料不使用、無着色、アルコール不使用、アレルギーテスト済み※3、敏感肌の方の協力による連用テスト済み※4です。
※1 角層まで
※2 キメの乱れ、ハリ不足、乾燥など
※3 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません
※4 全ての方の肌に合うというわけではありません
ディセンシア ローションを使用したお客さまのレビュー
長く愛用しています
これまで肌トラブルが多く化粧品もあれこれ試してきましたが、Decenciaにしてからはもうずっとこれを使い続けていきたいと思っています。肌のお手入れに対する姿勢が変わり、日々のメイクは日焼け止めにパウダーで済ませるようになりました。商品の使い心地はもちろん、続けやすい価格もありがたいですし、サポートの対応もとても親切で、何もかも気に入っています!これからもずっとお世話になります!
キメ細かい泡で摩擦を抑える「ディセンシア フォーミング ウォッシュ」

キメ細かくボリュームたっぷりの泡が、摩擦感を抑えて肌をやさしく包み込み、肌に付着したちり・ほこりや汗汚れ、不要な角層などを高密弾力泡がしっかり吸着します。
くすみ※1を取り除き、澄んだうるおい肌に磨き上げます。
こちらも、合成香料不使用、無着色、アルコール不使用、アレルギーテスト済み※2、敏感肌の方の協力による連用テスト済み※3です。
※1不要な角層や汚れ
※2 全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません
※3 全ての方の肌に合うというわけではありません
「ディセンシア フォーミング ウォッシュ」を使用したお客さまのレビュー
使いやすいです
敏感肌のために洗顔料をあれこれ試した結果、これに辿り着きました。肌がカサついている時でもなじみやすいです。メッシュを使った時の泡立ちも、とても良いです。これからもずっと使ってゆくと思います。
弾力泡に包まれます
ゆらぎ肌に悩み洗顔を変えてみて数週間、やさしい使い心地が私には合っているような気がします♪泡立ちの良さ(ネット使用)とボリューム感、洗い流しは速攻泡切れするのもうれしいです。定期購入で正解だと思いました⭐︎
よくある質問
ここでは、脂性肌や敏感肌の方からのよくある質問についてお答えします。
敏感肌や脂性肌の原因、大人ニキビについて詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
敏感肌と脂性肌の原因を教えてください
敏感肌は、角層が乱れることによりバリア機能が低下し、肌のうるおいバランスが乱れた状態の肌のことを指します。
主な要因は、外的要因(乾燥、紫外線、花粉、衣類やマスクの摩擦)と内的要因(ホルモンバランスの乱れ、栄養不足、ストレスなど)によるもの。
脂性肌の原因は、ホルモンバランスの乱れや栄養不足、ストレスなどによるもの。一般的に大人の肌は、水分や皮脂の分泌が減って乾燥しやすい状態。しかし水分が不足すると相対的に皮脂の量が多くなるため、べたつきを感じやすくなるのです。
脂性肌で肌のバリア機能が低下すると、刺激を受けやすい敏感肌になることも。うるおいを保ち、角層の状態をすこやかに保つことが、敏感肌、脂性肌どちらにも大切なケア方法です。
敏感肌や脂性肌で悩んでいる方は、下記を確認してください。
大人ニキビの原因を教えてください
大人ニキビの原因はさまざまですが、以下のような要因が考えられます。
- 生活習慣の乱れ:睡眠不足やストレスの蓄積、偏った食事生活
- 外的要因:乾燥や紫外線などの外部刺激による肌のターンオーバーの乱れ
- 内的要因:ホルモンバランスの乱れ、内臓の不調など
- スキンケア:メークオフや洗顔時のすすぎ残しや整髪料の付着
大人ニキビができやすい方は「脂性肌」が原因の場合も。脂性肌の場合、皮脂が過剰に分泌され毛穴に詰まり、大人ニキビにつながっている可能性もあります。
大人ニキビができる原因は1つとは限らず、複数の要因が重なり、肌のターンオーバーが乱れることで引き起こされます。
敏感肌と脂性肌の違いはなんですか?
敏感肌は「肌状態」。肌表面の角層が乱れ、肌のバリア機能が低下してうるおいが逃げやすくなっている状態を指します。
脂性肌は、水分と油分のバランスで分類した「肌質」の1つです。オイリー肌ともいわれますが、皮脂が過剰分泌してしまい、ベタつきや黒ずみ、ニキビなどが発生しやすい「肌質」のことを指します。
敏感肌は、角層が乱れてバリア機能が低下し刺激を受けやすいため、ヒリヒリしたり赤みが出たりします。
脂性肌は、過剰な皮脂分泌によりベタつきやすく、皮脂によって毛穴が詰まりニキビが発生しやすくなります。
どちらにも共通して過度に洗顔やスキンケアをすると、乾燥しやすくなり摩擦などに弱くなり、より敏感な状態になることもありますので気をつけましょう。
- HOME
- 敏感肌や脂性肌の原因・対処法。…
もうこれしか使えません
昨年から乾燥に悩まされスキンケアを見直していました。あれこれ化粧品を試してみましたが、どれも私に合わず、なかなか決められませんでした。そしてこちらのお試しを購入しました。たった一回で良さを感じました。やわらかな使い心地で、このローションの肌なじみがとても好きです、かなりの乾燥肌なのであまりさっぱりするのは不安になるのですが、これは本当に丁度いい。素晴らしいです。これを使用してからお手入れに迷うことはなくなりました。明るく艶っぽいローションも気に入っています、これからも使い続けていける様な気がします。定期購入で暫く使います。本当に感動しています。