DECENCIA(ディセンシア)公式サイト

女優(元宝塚歌劇団男役) 沙央くらまさんの「ディセンシーな生き方」

LIFE STYLE

2019.10.10

美しき人生観 Decency Life
女優、元宝塚歌劇団男役
沙央(さおう) くらまさん


INTERVIEW 2019.10.01


宝塚歌劇団では美しく雰囲気のある男役で名を馳せ、退団してからは、女優として新たな道を歩き始めた沙央さんのDecency(品位・品格、大切なことを大切に)な生き方に迫ります。

沙央 くらま KURAMA SAO

女優(元宝塚歌劇団男役)
シェイクスピアシアター出身の俳優を両親に持つ。幼い頃より芸術に興味を持ち、ピアノや絵画、歌などを学び、芸術に囲まれて過ごす。2001年に宝塚歌劇団に入団。 宙組「ベルサイユのばら2001」で初舞台を踏み、雪組、月組、専科に在籍。老若男女、幅広い役柄を見事に演じきる高い演技力と歌唱力を持った男役スターとして活躍し、2018年2月に惜しまれながら退団。多才な女優として、ラジオや映画、舞台で活躍中。

宝塚時代があったから私らしく前に進んでいける


宝塚で目指したのは“透明感”のある男役

私は男役としてスタートしたのですが、その役づくりに試行錯誤してがむしゃらになっていた時期がありました。そのときは、力みすぎた演技になっていたり、その姿が余裕がなさそうに見えてしまうなど、宝塚の美や品格とは程遠くなってしまっていて。丹田(へその下)に力を入れることでどっしりとした大きさを出したり、男らしさをイメージして表現をちゃんと腑に落とすことを意識はしていたのですが…。私は男役の中では背も高くないうえに、肌が白いので、メークを重ねれば重ねるほど女性らしくなってしまう顔。見た目が与える印象って想像以上に大きくて。どうすべきか悩んでいたとき「メークを濃くするよりも引いたほうがいいのかもしれないよ」と知り合いのヘアメークさんにアドバイスをもらったんです。メークを変えたことがきっかけで、清純さがあふれるような“透明感のある男役”というイメージを自分の個性にしていこうと思うようになりました。
宝塚には“男役10年”という言葉があり、男役を極めるには最低10年はかかるといわれています。私自身も長い時間をかけて、見た目を含めた自分なりの役作りが個性として認めていただけたから、専科(特定の組に所属しない一芸に秀でた生徒の集団)への異動という新たなステップに踏み出せたのだと思っています。


ストレスは肌にでるからトータルでケアが必要

宝塚は女性ばかりだから「ストレスも多いのでは?」とよく聞かれます(笑)。みんな厳しい環境には慣れていますし、品格のある舞台をつくるために「連携のとれた団体行動」が大切なこともわかっているので、人間関係のストレスはありません。でも、タカラジェンヌにとって、生徒同士は友達ではなく戦友。舞台に抜擢された人とされなかった人、互いにかかるプレッシャーは、相当なものです。頭では理解していても肌は正直で、突然荒れてしまったり、口の中に口内炎がいっぱいできてしまったり…。
私は敏感肌だったので、ひどいときは東洋・西洋医学の両方を取り入れました。同時に、生活面では舞台のメークをすぐに落とすようにしたり、食事に気を配ったり、さらに精神面でも力を抜いて自然体でいることを心がけ、トータルでケアするようにしていました。今までいろいろな化粧品を試してきたので、後輩からスキンケアの相談をされることも多いですね。宝塚には代々受け継がれてきた化粧品を使う文化がありますが、それが自分に合わなくて肌の調子を崩してしまうと、逆に心身ともに負担になることも。少しでも力になりたくて、自分が使ってよかった化粧品は積極的に伝えていくように心がけています。自分に合ったものを見つけて美しくなることは、自信にもつながるので大事だと思います。



失敗から逃げずに前を向いて今を楽しむ

宝塚時代、厳しい経験もしてきましたが、私は「失敗した事より、その後どう挽回するかが大切」だと思っています。自分で選んだ道だから、失敗から逃げずに自分の力で前へ進んでいかないとですしね。すごく落ち込んでいるときに弟から言われた言葉が今でも支えになっています。「お姉ちゃんは明日からでも何にだって変われるんだよ。いろいろな人生があるんだから」って。今の人生でしか経験できないことは、「楽しまないともったいない!」と思うとすごく前向きになれます。それは人との出会いも、化粧品との出会いも同じ。どんなことにも好奇心を持って、ワクワクすることが好きだから、心が歓ぶような時間をこれからもずっと過ごしていきたいと思っています。

Another side 沙央さんのアナザーサイド

最近の料理

料理が好きなので、SNSでもよく公開しています。これは、ペーストから自分で作ったグリーンカレー。パクチーも自宅で育てています!



雨の日ファッション

最近お気に入りのスエットでお出掛け。雨の日はテンションを上げるためにお気に入りの服を着るようにしています。



女子力たっぷりメーク

シェイクスピア原作の舞台『ラヴズ・レイバーズ・ロスト -恋の骨折り損-』 (2019年10月1日~25日公開)にロザライン役で出演しています。宝塚時代とは真逆のメークと衣装が新鮮!



(左)愛猫のライナス。ロシアンブルーの男の子。名前の由来はスヌーピーに登場する「ライナス」が好きだから。家にいるときはいつも一緒です♪
(中央)ジュースバーでオリジナルのスムージーをオーダーしています。私のあだ名がコマちゃんなので「コマスペシャル」。タイガーナッツやチャコール、ヘンプシード、アガベシロップ、アーモンドミルク、バナナなどが入った超健康ドリンクです。
(右)パーソナルトレーニングに通っています。この写真は、内転筋(太ももの内側)を鍛えているところ。骨盤を安定させたり、まっすぐな脚を保つために必要な筋肉なんです。

Question&Answer
沙央さんへの一問一答

Q:趣味はありますか?
A:温泉巡り、料理、マルセイユタロット占い

Q:人生を変えた言葉は?
A:減点方式ではなく加点方式で生きる(どんな経験も無駄ではない)

Q:いま一番やりたいことは?
A:ボストンでオペラ歌手の弟とコンサートをすること。

Q:チャレンジしたいことは?
A:英語を勉強したいです。

Q:自分を動物に例えると?
A:シロクマ(色白で横顔がシロクマに似てるといわれるから)

Q:意外といわれる一面は?
A:声が低いこと。

Q:宝塚歌劇団に入団していなかったら?
A:人をつなげるのが好きなので、知り合いが集まるカフェやお店をしていたかも!?



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