お手入れ手帖 Vol.09 2025年 月白

「薄肌友の会」
いちさんとご一緒に。
肌と心に効く、美容のお話。

Vol.09 2025年 月白
「薄肌友の会」いちさんとご一緒に。肌と心に効く、美容のお話。

今日は「薄肌」という切り口で、コミュニティに参加する7万人を超える方々と思いや情報を共有し、対話を続けているいちさんをお迎えし、ディセンシアPR担当:大野がお話を伺いました。肌も心も整える美容や美容情報のあり方についてのお話は、「敏感肌」の方とともに歩んできた私たちディセンシアにとっても気づきがたくさんある時間でした。

美容って感性とつながっているから、
成分だけでなく、
「誰が」「どんな思いで」
作っているかが大事だと思います。(いちさん)

美容って感性とつながっているから、成分だけでなく、「誰が」「どんな思いで」作っているかが大事だと思います。

大野陽香(以下・大野):今日はありがとうございます。実はディセンシアも9月1日にオンラインコミュニティ「スキニティ」をオープンしたばかりなんです。
今日はコミュニティ活動についても、ぜひいろいろ教えていただけたらうれしいです。

いちさん(以下・いち):オープンおめでとうございます。コミュニティ、いかがですか?

大野:まだ小さな規模ですが、ドキドキしています。メンバーの皆さまが早速積極的に情報交換を始めてくださって、私たちも改めて気持ちが引き締まります。いちさんがコミュニティを盛り上げるためにさまざまな配慮をされていることを、改めて感じました。先日は「薄肌友の会」の皆さまにイベントにもお越しいただき、ありがとうございました。

いち:こちらこそ、ディセンシアさんに「薄肌友の会」に興味をもっていただけてとても嬉しいです。敏感肌ブランドは増えていて各ブランドごとにアプローチは違いますが、ディセンシアさんのヴァイタサイクルヴェール®︎の技術に初めて肌が触れた日の感動は、今でもはっきり覚えています。

大野:ヴァイタサイクルヴェール®は、ディセンシアのクリーム全てに搭載されている、疑似的に角層を作るという発想です。

美容って感性とつながっているから、成分だけでなく、「誰が」「どんな思いで」作っているかが大事だと思います。
左から、ディセンシー ブライトリフト クリームディセンシア クリームつつむ フェイスクリーム R1

いち:とても新鮮で、分かりやすい考え方でした。乾燥でスカスカしている部分を補うように、まるで肌を覆うヴェールが足されるかのようなイメージが湧きますし、実際に感触などからもそのことを実感できます。「敏感肌でも高機能なクリームをたっぷり使いたい」という人にこそ試してほしいと感じました。どの化粧品もしっくりこないと感じていた人にも、きっとディセンシアのクリームならおすすめできそうだと思ったので、今回イベントに参加させていただけてうれしかったです。
以前から商品の良さは知っていましたが、実際に社員の皆さまにお会いしたことで、皆さまが私たちの活動を見てくださっていたことや、女性たちの肌に真摯に向き合っていらっしゃることを知り感激しました。
美容は感性とつながっているので、成分が良いだけでなく、どんな人がどんな思いで作ったのか次第で使う人の肌に与える影響も違ってくる気がしています。

大野:そう感じていただけてホッとしました(笑)。「薄肌友の会」の皆さまが熱心にお話を聞いてくださったので、私たちも思わず熱量が高くなっていました。

ヴァイタサイクルヴェール®︎とは

ヴァイタサイクルヴェール®︎とは

乱れた角層の上に、すこやかな角層を疑似的に再現するヴァイタサイクルヴェール®。
肌の上にヴェールを形成することでバリア機能を保ち、外部刺激から肌を守りながら、角層細胞間をうるおいで満たします。

※ヒト型セラミド(セラミドNG:保湿成分)をカプセル化したもの

「シワ」「くすみ」とは違う、
一言で言い表せない肌悩みに
「薄肌」という名が与えられて、
共感者が一気に増えましたね。(大野)

大野:ディセンシアは企業のパーパスとして、「肌の不公平をなくしたい」という強い思いをもっていますが、いちさんはどんな思いから「薄肌友の会」を立ち上げられたのでしょうか?

いち:コミュニティを立ち上げたのは1年ほど前ですが、それ以前もずっと肌悩みを抱えていました。拭き取りケアやピーリングで肌が荒れてしまったり、メークしてもあっという間に崩れてしまったりして、お化粧すればするほど肌が汚くなる、と感じるくらい。そんな経験を重ねていく中で、「私は肌が薄いんじゃないか」という思いが強くなって。
肌悩みの解決策を求めて美容記事を読んでも、自分の肌とは遠い話ばかりで、世の中から取り残されたような思いがありました。でもこんな悩みを抱えているのは私だけではないはずだと考えてコミュニティを作ったのです。

大野:肌特性の見極めについても、私たちはサイエンスに基づいて肌データを分析するのですが、「薄肌友の会」では、皆さまで相談して決めるというのが大きな違いですね。具体的にはどんな項目があるのでしょうか。

「シワ」「くすみ」とは違う、一言で言い表せない肌悩みに「薄肌」という名が与えられて、共感者が一気に増えましたね。
ディセンシア最新サイエンスを搭載した
ディセンシー ブライトリフト クリーム

いち:メークアップでは、コンシーラーが合わない、メークが崩れやすい、白っぽいチークが似合う、などが特徴です。
「私は違う」という声があがらなければ、特徴に追加しています。

大野:実は私も敏感肌で薄肌でもあるので、活動を拝見しながら「ああ、私も!」と共感していました。ディセンシア社員の中にも同じ悩みを抱えている人がたくさんいました。
「薄肌友の会」では、敏感肌と薄肌で、どのような線引きをされていますか?

「薄肌」は性質、
「敏感肌」は状態だと考えています。
でも薄肌さんの多くは、
敏感肌悩みも抱えています。(いちさん)

「薄肌」は性質、「敏感肌」は状態だと考えています。でも薄肌さんの多くは、敏感肌悩みも抱えています。

いち:「敏感肌」は肌の状態なので、季節や体調や年齢、環境などによっても変わるけれど、「薄肌」は肌の特性であり変わらないものと捉えています。また敏感肌の方でも厚肌でニキビがちな方もいますし、私のように、わりと何でもたくさん使える鈍感肌ながら薄肌という方もいます。
ただ、薄肌さんは敏感肌になりやすい傾向があるので、薄肌かつ敏感肌、という状態で過ごしている人はかなり多いと思います。

大野:なるほど。薄肌の定義にバリア機能が乱れやすいとあるので、ディセンシアが考える「敏感肌」と抱えている状態は近いかもしれません。「薄肌友の会」の皆さまはどんなお悩みを抱えているのでしょうか?

いち:私たちのコミュニティは医療機関ではないので、肌悩みを相談する投稿は禁止しています。そのルールもあって、全体にポジティブな投稿が多いんです。
「使ってみて良かったからみんなにもおすすめしたい」というギブの気持ちで情報交換しています。

大野:「友の会」というネーミングもその価値観を支えているのですね。おすすめのアイテムを投稿するのは既存の美容系口コミサイトに似ているようにも感じますが、それらとの違いは何でしょうか?

いち:自分と同じ肌悩みをもつ人からの情報であり、自分で買った愛用品の使用感のみ投稿OKというルールが、信頼につながっていると思います。他の口コミサイトなどでは新製品情報が多くトレンドに左右されると思うのですが、「薄肌友の会」では発売から3年経った商品が上がることもあります。

大野:確かに、他の口コミサイトでどんなに評価の高い商品でも、自分の肌に合わなければ意味がないですよね…。

いち:そうなんです。私たちのコミュニティは、さまざまな分野のプロの方が賛同の声を寄せてくださっているのですが、その中の1人の皮膚科医の先生が、薄肌は「乾燥タイプ」「皮脂タイプ」「エイジングタイプ」の3タイプに分かれるからそれに合わせてスキンケアを考えるといい、とアドバイスをしてくださいました。とても分かりやすくて、自分の肌に対する理解が深まったので、今は少しずつ、#(ハッシュタグ)などでこの3タイプに分けて情報を整理するようにしています。

薄肌

#乾燥タイプ

#皮脂タイプ

#エイジングタイプ

敏感肌という言葉を大切にすることで
救われる方がいることに
改めて気づきました。 (大野)

大野:こういう肌情報は、かつては雑誌などのメディアが一般の人に向けて情報発信する傾向がありましたが「薄肌友の会」はコミュニティの皆さまの声を形にしていき、そこに賛同者が集まって知見が形成されるという、全く新しい流れをつくられていますよね。
とはいえこれだけ有名になると、さまざまな企業から声がかかると思いますが、企業とのコラボなどについてはどうお考えですか?

いち:私たちは同じ悩みをもつ人同士が「肌の個性を知り、扱いやすくなろう」という気持ちで集まっているコミュニティなので、その点がぶれては本末転倒。例えば企業の方からPR案件として商品をご提供いただいても、投稿のお約束はしません。あくまで「任意投稿」で、みんなにおすすめしたいと思えば投稿してもいいし、逆にいくら投稿してもインセンティブはありません。コラボする企業も、ディセンシアさんのように本当に同じ思いをもつ皆さまとだけ、協業していきます。好き嫌いで判断して(笑)。

大野:いちさんが管理人として最初の思いを守り続けているからこそ、健全なコミュニティへと育っているのですね。

敏感肌という言葉を大切にすることで救われる方がいることに改めて気づきました。

いち:薄肌という言葉を守りたいと思っています。私たちがこのコミュニティを守っていれば、薄肌という言葉は消えないし、それによって救われる人がいるはず。
ディセンシアさんも、敏感肌という言葉があるからこそディセンシアさんを見つけて、助けられた人がたくさんいたと思いますし、敏感肌ブランドとして挑戦し続けてほしいなと思います。

大野:ハッとしました。このところ、私たちは「敏感肌」というよりも、違う言葉のほうが分かりやすいのではないか、共感していただきやすいのではないか、という思いから別の言葉で表現することに捉われ過ぎていたかもしれません。敏感肌の方もそうでない方も皆さまに満足していだける化粧品を、と。
でも今のお話を伺って、敏感肌という言葉そのものを大切にすることによって救われる方がいる、ということに改めて気づくことができました。

いち:いろんな考えの方がいらっしゃると思いますが、少しでも多くの方の心に響くことで「薄肌文化」「敏感肌文化」が広がるといいですよね。私の娘は今2歳。彼女が16歳になった頃、薄肌の人も広く認められて、選択肢や情報がたくさんある世の中になっていれば、と思います。

大野:未来につながる活動ですね。私たちの新しいコミュニティ「スキニティ」も盛り上げていきます! ぜひ一緒に頑張っていきましょう!

敏感肌という言葉を大切にすることで救われる方がいることに改めて気づきました。

いちさん(写真右)

薄肌の正しい知識と理解を普及するコミュニティ「薄肌友の会」のディレクターであり管理人。美容領域、デザイナー、IT業界など幅広いキャリアを経て、現在は育児をしながらSNSで美容情報を発信中。

大野陽香(写真左)

SNSマーケティング担当。化粧品メーカーでの経験を経て、自身も敏感肌であることから、ディセンシアの敏感肌の方に向けたポジティブなメッセージに感銘を受けて 2022年入社。公式SNSの運用やプロモーションを通して肌悩みを抱える皆さまに寄りそう情報を発信している。

イベントレポート 「薄肌友の会」の皆さまとご一緒させていただいたイベントの様子はこちら イベントレポート 「薄肌友の会」の皆さまとご一緒させていただいたイベントの様子はこちら ぜひご参加ください ディセンシアが今秋立ち上げたコミュニティ「スキニティ」。 ぜひご参加ください ディセンシアが今秋立ち上げたコミュニティ「スキニティ」。

Photography:HAL KUZUYA

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