毎日暑い日が続いていますが、皆さま、体調などを崩されていないでしょうか?
年々夏が長くなり、汗をかく機会も増えていますが改めて今日は「汗と美容の関係」をお伝えしたいと思います。
そもそも汗って何で出るの? 肌には悪い影響があるの? 特に敏感肌で注意すべきことは? そんな疑問にお答えします!
汗は血液から作られていて、その成分の大半は水分です。暑い時にかく汗の主な役割は体温コントロール。体内の不要な老廃物や毒素を排出し余分な水分を排出することで、むくみを解消する働きなどもあります。
上手に汗をかけないと皮膚温が上昇し、肌の乾燥なども引き起こします。また汗は、肌表面の皮脂と混ざると皮脂膜となって細菌などから肌を守るバリア機能の役割も果たしています。
ちなみに暑い時期に出る汗とは違うのが「冷や汗」や「更年期のホットフラッシュ」など。ストレスや緊張、女性ホルモンの急激な減少によって自律神経が乱れた時に体温調節とは関係なく発汗します。
一般的に、汗の中でもサラサラしているものは気持ちいいと感じる方が多いと思います。水分が主体でミネラル分が少なく、臭いが気にならない汗で、少ない量でも体内の温度調節を効率よく行うことができます。逆にベタベタして臭いが気になる汗は、ミネラル分や塩分が多く、不快に感じる方が多いのでは?
体内の水分やミネラルが失われやすいので、夏バテや熱中症の原因ともなるようです。
気持ちいい汗を上手にかくコツは、適度な運動やバランスの取れた食事、冷房を下げすぎないように注意すること。また、きちんと暑さにさらされることは汗腺の機能を高めることにつながるので、日常での適度な発汗を意識することはとても大切です。暑い季節ですが、ずっと冷房の効いた屋内のみで過ごさないように心がけましょう。ただし、熱中症には十分にご注意を!
皮膚表面の汗を長時間放置してしまうと、汗に含まれる乳酸がヒリヒリとした刺激やかゆみを引き起こす場合があります。さらに女性ホルモンの乱れなどが重なると特に肌荒れが起こりやすくなるので、注意が必要です。
ディセンシアでも着目している皮膚常在菌「透肌フローラ(学名:S.ホミニス)」は、この過剰な乳酸を適度に分解する機能でも知られています。
ちなみに「あせも」は大量に汗をかいた時に、汗管が詰まって発疹が出る皮膚の病気。汗を放置して起きる肌荒れとは違う炎症です。
通気性のいい素材の洋服を選んだり、シャワー浴をする、ぬれたタオルなどで拭いて清潔に保つことを心がけましょう。
汗は放置しないほうがいいので気になるたびに洗いたくなりますが、1日に何度も洗顔料を使って洗うのは、肌に負担がかかってしまいます。洗顔料を使用しての洗顔は、朝晩の2回くらいまでにすることがおすすめです。汗を流すという目的のみの際は、水だけで軽く洗いましょう。
洗顔するタイミングが増えるとタオルで拭く回数も増えるので、摩擦にご注意を! 「ごしごし拭き」は肌の負担になってしまいます。
たとえばお風呂上がりなどにスキンケアをしても、「汗で流れてしまいそう」「汗をかいてタオルで拭き取ってしまった!」という声をよく聞きます。そんな時は、お風呂あがりにすぐ!のプレ保湿、さらに汗がひいてからの本番保湿、というようにケアを2回に分けるのがおすすめです。 暑い季節は熱中症予防にこまめにお水を飲むことが大切なのと同じように、特によく汗をかく時期は、スキンケアのタイミング自体を増やしてみましょう。
汗が長く肌に残らないよう、こまめに拭くことがとても大切です。そして、汗を拭くタオルやハンカチはもちろん、肌に触れる衣類などは、吸水性と通気性のよい「綿(コットン)100%」がおすすめ。他にも麻やシルクなど天然繊維のものを選ぶと肌あたりがやさしく、汗や紫外線で敏感になっている肌への負担も軽減されます。寝汗をかきやすいこの時期は、枕やシーツもこまめな交換を心がけてみてください。
太い動脈の通っている首と脇を冷やすと、冷えた血液が全身を巡り、効率的に体温を下げることができます。水でぬらしたタオルや冷たいペットボトル、冷却スプレーなどを上手に活用しましょう。
汗の影響でバリア機能も崩れやすく、
水分が不足しがちな肌に。
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