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アート・ワークショップで感受性と対話力を育む

2025

ディセンシアは、昨年に引き続き、年に1度、中途で入社した社員を対象に、ポーラ美術館が実施するアート・ワークショップに参加しています。


ポーラ美術館では、アート鑑賞を通じて「感じたことを言語化する力」、「理論的に伝える力」、「多様性の認識・受容力」、「探究力」を養い、感性を刺激する体験型ワークショップを提供しています。
本研修は、社員一人ひとりが自身の感性と向き合い、アートを通じて言語化することで、発想力や論理的伝達力を高め、業務への応用を目指すことを目的としています。
当日のプログラムの様子とそこから得られた学び・気づきをご紹介します。


1部:「対話型アート鑑賞」

1枚の絵から感じた印象や感覚を言語化し、共有します。
互いの感じ方を尊重し、受け入れる、このやりとりを重ねることで視野が広がり感覚がより深まります。
同じ作品であっても受け取り方や注目するポイント、解釈が人によって異なり、同じアートを鑑賞していたとは思えないほど、多様な価値観や考え方に触れる時間となりました。


第2部:「ファシリテート実践」

1部で学んだ「見る・話す・聴く」のサイクルをもとに、参加者がファシリテーター役を体験しました。
ファシリテーターは、発言を「否定しない」「判断しない」「誘導しない」「引き出す」「促進する」「つなげる」「分析する」「統合する」ことを意識しながら、参加者の意見を丁寧に引き出していきます。
温かいファシリテーションのもと、参加者は飾らない感覚を安心してシェアすることができ、アートを囲んで充実した時間を共有しました。
優しく話に耳を傾け、会話を広げようとする雰囲気や、一度受け止めた言葉を自分の言葉に置き換えて伝える姿勢が随所に見られ、その様子は学芸員の方からも称賛されました。

参加者からは、 

・自分とは異なる考え方を理解し、受け入れる重要性を再認識した。
・自由に意見を発言できる安心感の中で、他者の感受性に触れることができた。
・対話を通じて可能性を探る力の大切さを実感した。

といった声があり、これらの学びは、社員一人ひとりの成長につながるとともに、お客さまに対してより丁寧で柔軟な対応を実現する力として活かされます。

今回のアート・ワークショップは、日常の業務から離れ、アートを通じて自分や他者と深く向き合う時間となりました。
この研修で得た感受性や対話力を日々の業務に活かし、ディセンシアは多様な考えを尊重し合う職場文化を大切にしてまいります。

▼ビジネスのためのアート・ワークショップ - ポーラ美術館について
ビジネスのためのアートワークショップ | ラーニング | ポーラ美術館

※本記事のサムネイル画像
オーギュスト・ロダン《ナタリー・ド・ゴルベフの肖像》1905年頃 ポーラ美術館