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感受性と感性を磨くアート・ワークショップ

2024

ディセンシアでは、年に1度、中途で入社した社員を対象にポーラ美術館が実施するアート・ワークショップに参加しています。20248月に参加したワークショップの内容と、ポーラ美術館について紹介します。


ポーラ美術館では、アートをより身近に感じ、深く味わっていただくためにアート作品との新しい出会いをご提案する、ワークショップ・プログラムを実施しています。これからのビジネスシーンにおいて欠かすことのできない 「感じたことを言語化する力」「伝える力」「持続的な探求力」「多様性を認識し、受容する力」等を育成するプログラムです。

プログラムをとおして自身のものの見方、感じ方を客観的に捉えて、新たな発想や豊かな感受性を高めるきっかけをつくり、鑑賞後の他者との対話・傾聴を通じ、多様なものの見方、考え方を共有・理解し、自身の視点を広げることを目的としております。

                         

「箱根の自然と美術の共生」というコンセプトを掲げているポーラ美術館


研修内容は、対話型鑑賞の実践です。
対話型鑑賞とは、作品の解釈や知識を鑑賞者に一方的に提供するような解説を行なうことをせず、 鑑賞者が作品を観た時の感想を重視する鑑賞のこと。

参加者全員で同じアートを鑑賞した後、ファシリテーターと発言する方に分かれて感じた事の言語化を行います。ファシリテートを行ううえで、ファシリテーターは発言を「否定しない」「判断しない」「誘導しない」「引き出す」「促進する」「繋げる」「分析する」「統合する」を意識し、発言者の意見を傾聴する事を徹底します。

アンリ・ルソー《エデンの園のエヴァ》1906-1910年頃 ポーラ美術館


こちらは実際に鑑賞したアート作品。ご覧になり、何を感じますか?

参加した社員で同じ一つの絵を鑑賞しますが、まったく異なるたくさんの感想が言語化されました。ファシリテーターを中心にそれぞれの意見の違いを尊重しながらまとめていくことで、さらに厚みのある議論につながっていきます。

今回の参加者からは、「普段の実務や関わっている人によって見えている景色や持つ感覚も異なることを想像しながら丁寧にコミュニケーションを取りたい」「意見を否定するのではなく、どうしてそう思ったのか根拠を聞き出し、それはお客さまが一番求めていることなのか、お客さまを満足させることに繋がっているのを常に考えながら、最終的にはよりよい方向へ着地できるように導きたい」など、日々の業務に活かせそうな気づきがたくさんありました。


DECENCIAは、中途採用メインで多様なスペシャリティ・バックグラウンドを持った人材が少数精鋭で活躍しています。多様な価値観を持つ私たちが、互いに尊重し合いながらコミュニケーションを取り、DECENCIAのビジョンを達成していけるよう、今後もこの研修を通じて感受性と感性を磨いていきます。